第2話困惑
ん・・・暗い。ここは何処だ?。なんで何も見えない?。
俺は家に帰ってきた後どうなったんだっけ?。
そこで龍之介の意識は覚醒した。
そしてだんだんと自分が倒れるまでの記憶を思い出していた。
思い出した‼。
腹が減って飯を探そうと立ち上がったら意識を無くして倒れたんだ。
よし記憶に問題はないな。
で・・・ここは一体何処なんだ??。
真っ暗なことしか分からない。
そしてなんだかとても狭い、なんでこんなにも狭いんだ??。
俺の人生において、こんなにも困惑したことは一度もなかったぞ!。
・・・いや確か中学の頃家に帰ってきた途端母さんが俺の名前を大声で叫んできたことがあったなぁー。
帰ってきたら急に大声で呼ばれて俺何かしたっけ?と困惑したし、怖かったなぁー。
母さんがいる2階に恐る恐る行ってみれば母さん寝てたし。
起きた本人に確認してみたら全然記憶に無いと言われてある意味怖かったなぁー。
・・・・・。
なんか落ち着いてきたな。
ありがとう母さん、ナイスぐっちょぶ。
よし。今俺がどのような現状に陥っているのか整理しよう。
俺の今の現状は・・・。
現状1.とても暗い場所にいる。
現状2.とても狭い場所にいる。
現状3.何故かちょうどよい暖かさ。
現状4.何故か手足の感覚がない。
俺はどうなっているだ?本当に。
俺の手足はどうなっているんだ?。
・・・うーん考えても分らんし、とりあえず手足のことは後回しによう。
うん、そうしよう。
・・・なんか嫌な予感しか感じないし。
俺が今いる場所は暗くてとても狭い。
これから分かるのは箱のような物の中に俺が居るということ。
体は何かで縛られている感覚はなく動ける。
ワンチャン頭突きでもしてみれば外に出られるかもしれない!!。
よし。1、2の3おりゃ。
ど、どうだ?。
「ピキ。」
おぉ!!。
音がしたところからヒビが入りそこから日差しが差していた。
もう2、3回すれば出られそうだな。
そりゃ。
「ピキピキ。」
ヒビがより広がった。
これで、どうだ!。
「ピキピキピキパカ。」
そしてヒビが広がったところに頭突きをして外に出ることが出来た。
外に出た途端一気に日差しの光が目に飛び込んできた。
「うっ。眩しい。」
光にだんだん慣れて来たので目をゆっくりと開けた。
目に映った光景は太陽の光を反射してキラキラ輝く大きな湖と風が吹き葉が擦れ合い涼しそうな音をだす大きな木々だった。
「ここは何処だ?」
目覚めてから本日2度目の困惑である。
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