『憧れの異世界転生!だが何故ヘビなんだ‼︎』
@kenken23
第1話プロローグ
男の名は石田龍之介。28歳のブラック企業で働く社畜だ。
一人暮らしの彼女がいない歴=年齢である。
「はぁーやっと家に帰れた。」
龍之介はドアのカギを開け自分の部屋を見て嬉しそうに呟いた。
家に帰れず仕事場で寝泊まりが多く龍之介は10日ぶりに帰ってこられたのだ。
「毎回毎回仕事が終わったと思ったらすぐに新しい仕事を持ってきやがって。しかも納期が2、3日後のばっか渡してきやがってー。」
龍之介は自分のベットに倒れ込み、枕に顔を突っ込み怒りを込めて叫んだ。
そして枕元から顔を離しベット近くにある本棚えと視線を向けた。
「・・・最近全然読めてないな。あーちくしょう。」
龍之介はとても悲しそうに呟いた。
そこには、異世界系の漫画や小説ばかりが本棚にあった。
中学生の頃友人に深夜アニメが凄く面白いと勧めらて見たアニメが異世界ものだった。
それから龍之介は異世界ものにドはまりして異世界ものの本を買い読むことをとても楽しんでいたが、ブラック企業に職してからは、買うことはあっても読むことが減っていった。
・・・シーンとした部屋でクゥ~と音が鳴った。
「あー腹減ったなぁ。そう言えば最近ちゃんとした飯を食っていないな。」
仕事が大変で飯は簡単に済ませられる飲料ゼリーばっかりである。
飲み物はエナジードリンクばっかりを飲んでいた。
当然のように寝ずに徹夜で仕事をしている。
「何かあったけ?。仕事場で寝泊まりばっかであんまり買い物に行けてないし。」
ベットから立ち上がり食べ物を探そうとする。
「ん?あれ??。」
すると突然視界が歪みだし、右手で額を抑えて片足を床についた。
そしてだんだん意識が遠のきそうになり。
「ヤ・・・バ・・。」
そして床に倒れてしまい完全に意識を無くして眠りについてしまった。
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