第3話:社会イメージが個人評価を決める ①
社会におけるイメージが幼少期からのコンプレックスを助長させる可能性があるということは覚えておかなくてはいけない。なぜなら、今の時代は物事をはっきり言いすぎてある人には“この子は可愛い!”と言い、ある人は“この子は可愛くない”というように偏見が自然と出てくる。
その偏見がいじめの延長線上にあるように感じるのだ。例えば、“シングルマザー”という言葉を聞いて多くの人は「子供が可愛そう」と思うだろう。しかし、その人が選んだ1人で生んで育てていくという決心を第三者がそういう発言でイメージを歪曲させるだけでなく、既存の社会的なイメージがあまり良くないこともあり、その人の子供がいじめの標的にされることもある。
しかし、所変わると全くイメージが変わってしまうのだ。これは、おそらく社会的認知が広まったことにより、その家庭をイメージしやすくなったという事だろう。そして、親もしくは子供が売れている、両方有名などいわゆるイメージ面でのアドバンテージがこれらの好印象につながっていくのだ。
そのため、社会におけるイメージが先行してしまい、あらぬ偏見を生んでしまう場合もあるのだ。これは“10代ママ”や“学生ママ”という言葉もそうだが、今まで“普通”・“当たり前”というワードが当てはまらないようなケースも現在では増えており、これらの問題をどのように社会が思っているかは分からない。ただ、早く子供がいるからと言って、第三者から偏見や誹謗中傷を受けることはあってはならないし、攻撃する側も明日は我が身のように自分の事だと認識することで攻撃をすることは少なくなる。
しかし、これらの競争社会における偏見などによるイメージ低下は本来あってはならない事なのだが、お互いを蹴落とすためには仕方ないと思っているのだろう。
ただ、誹謗中傷やデマなどで相手のイメージを悪くするというのは非道的であり、本人のイメージだけでなく命を奪ってしまうこともあるということは何度繰り返されても認知していかないのだ。
また、プロ選手などでもそうだが、1度でも問題を起こすとその問題を起こしたイメージが全体に波及してしまうのと同じで離婚したシングルマザー≠問題のある人というイメージなど物事を肯定的に捉えられる社会が進んでいくことでこれらの問題が発生したとしても相互承認が起きて、ワードのイメージが良くなることもあるが、一時承認ではこれらの問題は解決することはないし、むしろ悪化する可能性があるのだ。
1度起きてしまったイメージは挽回するにはかなりパワーがいる。だからこそ、本人の語っていることを信じることが大事だろう。
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