第7話 キーワードも大事

 タイトルのついでにキーワードについて話しておこう。

 なろうでは新しい小説を投稿するとき、キーワードを設定するように求められる。

 カクヨムだとタグだね。このキーワード、作品を検索したとき引っかかってくる語句で、けっこう重要だ。

 なろうでは16個設定できる。

 なるべくメジャーな言葉で埋めてしまおう。


 間違っても造語や聞きなれない言葉を入れるんじゃないぞ。

 そんなもん誰も検索しないからな。

 検索に少しでも引っかかる言葉を入れるんだ。単純かつ物語の属性を表すものがベストだ。


 以前書いた食い物のメニューだ。

 たまご好きならたまご料理の中から選ぶ。それを思い出せ。

 自分が読みたい小説を探すとき、どんな語句を入力するか想像しながら書いてみよう。


 ちなみに、よく検索されている言葉ってのをいくつか紹介しておこう。

「主人公最強」

「男主人公」

「女主人公」

「ざまあ」

「追放」

「悪役令嬢」

「冒険者」

「奴隷」

「ハーレム」

「ご都合主義」


 こんな感じだ。

 作品の方向性がわかるだけでなく、主人公がピンチにならない安心感、主人公を肯定してくれる異性、などが人気があるみたいだな。


 ちなみにタイトルの語句も検索に引っかかってくる。

 タイトルに「追放」と入っていればキーワードに「追放」と入れる必要がないわけだ。

 枠をムダに消費することにならないように気をつけよう。


 まとめ。

 主人公の行動を表す、読者の性癖にささりそうなワード、それらをタイトルに入れるべし。

 その入りきらなかった分を書く場所がキーワードだ。

 もし枠があまったら、上の例から適当に引っ張ってきてぶちこもう。

 空白にするのはもったいない。とにかく埋めろ。


 なろうは人口が多いだけあって、けっこう検索からとんでくる読者はいる。

 彼らは比較的評価を残しやすい傾向がある。数のわりに効果が高い。

 低い点数つける人も多いけどな。でも、気にするんじゃないぞ。

 キーワードは性癖。単に趣味が合わなかっただけだと切り替えていけ。


 これぐらいかなあ。

 あとはターゲットの年齢層を考えるぐらいか。


 年齢層を下げた方がPVは伸びる。

 年齢層つっても精神年齢のほうだけどな。

 下げたければタイトルにセリフを入れてやればよい。


 例えば

「鍛えすぎた魔法使い、肉弾戦でも最強になる。え? それで全力ですか? 俺はまだ一万分の一もちからこめてないんですけど」

 こんな感じだな。


 ちょっと短いけど今回はこれまでだ。

 つぎはあらすじについて話したいと思う。


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