第17話 蓴羹鱸膾 2
「休憩も済みましたし、取り掛かっていきましょうか。まず、
「蓴羹の二文字で植物のお吸い物のことを指すのね。」
「そういうことになります。そして後半部分、鱸膾の
「ということは、後半部分の意味は、スズキのなます、といったことかしら。」
「はい、その通りでごさいます。」
「なんとなく理解できたけど…やっぱり書くってなったら漢字が難しいわね…」
「そうですね、なのでやはり書こうと思うのであれば反復練習が欠かせないかと。」
「うげぇ…ということは…?」
「10回くらい、早速書き取りの練習しましょうかお嬢様♪」
「いやだぁ〜!!」
してやったりと性悪そうに微笑むメイドに対して、いつか目に物見せてやるんだからと、心に誓うお嬢様であった。
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