第14話 明鏡止水

 「次はこれです、明鏡止水めいきょうしすいと読みます。」


 「これは…なんだか綺麗な言葉ね」


 「さすがはお嬢様、理解がお早い。この言葉の意味は澄み切って何の邪念もない心の状態を指します。明るい鏡と書いて明鏡、めいけいとも読みます。これは曇りのない澄んだ鏡を指します。一方止水は、字の如く水が止まったように静かな様子のことです。」


 「ここまでわかりやすい熟語だと簡単ね…全部がこーいうのだと良いんだけど。」


 「まぁお嬢様そう言わずに…」


 「前回のみたく難しいのはしばらく嫌ですわね…字面を見ただけでクラクラしちゃうもの。」


 「分かりました。では難しめなものと簡単なものと交互にやっていきましょうか!」


 「私の言ってたこと…ほんとうに聴いてた…?」

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