レイジ君の宇宙のなぜなに豆知識 ⑬

レイジ「やあ、私だ」


嫁達「「「「本日は異種もしくは亜種と呼ばれている異星人のお話です」」」」


レイジ「はい。ライジグスにクマがやって来た記念ですね。ベアシーズ系の異種人種というのは、まぁ知っての通り、かなり特殊な文化形態を持っているので、あまり自分達のテリトリーから出てこないんですよ」


嫁達「「「「ただ、違法奴隷としてはとても価値が低い!」」」」


レイジ「まぁ、脳筋かつ凝り固まった文化に毒された奴らに、愛玩以外の利用価値はないのに、愛玩にすらならないっていうね」


嫁達「「「「クマたんキュートよ?」」」」


レイジ「まぁ、うちのクマ達は色々部族常識壊されて素直だからそう見えるんですがね……さて本題に戻りまして、獣の特徴を持つアニマリアン、爬虫類の特徴を持つアルゴニアン、昆虫の特徴を持つインセクトリアン、古代種と呼ばれているファンタリアン、妖精種のフェアリアン等々、まだまだ他にも結構な種類があります」


嫁達「「「「多岐にわたりすぎて大体が似てる種族で統一される傾向にあり、一緒くたにされた種族でも問題にしません。彼らも面倒臭いと思っているようです」」」」


レイジ「ベアシーズと呼ばれるように、特徴とするモノを頭につけて、うんたらシーズという分類をされます。我が国に大挙してやってきた猫獣人はまんまニャンシーズと呼ばれており、小型にリル、中型は無し、大型はラスとついていきます。我が国の猫達はリルニャンシーズですね」


嫁達「「「「エデンで最強の生物!」」」」


レイジ「彼ら彼女らのお陰でリピーター率が凄まじい事になってますから、あながち最強の生物というのも嘘ではありませんが」


嫁達「「「「可愛いは正義!」」」」


レイジ「珍しい種族としては神聖フェリオ連邦国の女王陛下。あの方は古代種にして妖精種という分類になり、あまりに個体数が少ないので神聖国では保護対象となっています。フォーマルハウトの大統領はバウシーズ、それもイケメンで有名なハウリン系統の方ですね。いやもうね、アニマリアンってめちゃくちゃ種類が多いので説明しきれません」


嫁達「「「「鳥系、牛系、馬系まだまだ増えるよ!」」」」


レイジ「これに爬虫類やら昆虫やらも追加すれば、もう混沌が混沌を呼ぶ状態になる事必須です!」


嫁達「「「「クーンちゃんの例もあって、新種がどんどん増えている可能性もっ!」」」」


レイジ「ああ、それは考えたくありませんね……異種もしくは亜種異星人の方々は、それぞれが独立した独自の文化文明で生きてきた歴史ある人々なので、彼ら彼女らのそういった部分を尊重すれば問題は起こりません。ベアシーズとかいう阿呆は別ですけどね?」


嫁達「「「「クーンちゃんの進化前とかは共存共栄が難しいので、その見極めは大切!」」」」


レイジ「皆さんも自分の常識こそが至高と思い込まず、お互いがお互いを尊重しあった関係を築き上げられますよう努力しましょう」


嫁達「「「「今日はここまで!」」」」


レイジ「はい、ばいばーい! 僕はこれからライジグスのクマ達の研修監督です……はぁ、戦力が増えるのは助かるのんですけどね……せめて一言相談してくれと、毎回思うんですが」


嫁達「「「「それでもパパンをフォローするパパン大好き宰相です」」」」


レイジ「う、うるさいよっ!」


嫁達「「「「ではでは、さようならー」」」」


レイジ「逃げんなっ!」

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