レイジ「皆さん、ご存知でしょうか？　人間、極まると理不尽な化け物染みた動きが出来てしまう事を……はい、あなたの隣に安心という一錠を、ライジグス王国宰相にしてレイジアン製薬代表レイジです」

嫁達「「「「新婚旅行たのちーのー」」」」

レイジ「はい、出張版です。本日のお話、それは……や、やめろーっ！　そんな動きは出来ねーっていってんだろゴラァ！」

嫁達「「「「へいへいへいせいせいせいせいっ！」」」」

レイジ「失礼、あの地獄の日々を思い出してしまって……ライジグス軍人必須技能、PS、プレイヤースキルと呼ばれている技術です」

嫁達「「「「また、つまらぬモノを切ってしまった。ホースだ、ホースを使うのだ」」」」

レイジ「パイロット技能と呼ばれているタイプとソルジャー技能と呼ばれているタイプ、主にこの二つが存在し、我が国で重要視されているのはパイロット技能です。しかし、上級将校将官を目指すのであれば、両方をバランス良く習得しなければなりません。ちなみに僕ですら、イシカワとウォークの両スタイルを使いこなせます……思い出したくもありませんが、叩き込まれたので……」

嫁達「「「「もちろん私達も出来ます！　でもメイドスタイルというメイド長考案の戦闘スタイルがあるので、普段はそっちを使用しています！」」」」

レイジ「ちな、普通に嫁達の白兵戦能力が高すぎて、僕は早々にそっち方面はすっぱり切りました。いや一応、腕を錆び付かせると師匠にコロコロされてしまうので、今でも訓練はしてますけどね？」

嫁達「「「「旦那が嫁より弱い件」」」」

レイジ「やっかましーわっ！　つーかうちの国がおかしいんだよっ！　何だよ！　普通に幼年教育（小学校の事）中に体術学なる時間があって、ちっさい子供達が笑いながらショックバトン（練習用レーザーブレイド・実際安全）で普通にレイガンのレーザーをイシカワしてたの見て、四度くらい見直したわっ！」

嫁達「「「「ちかたないね、陛下、皆のお父さんで心配性だから……お父さんは心配性です」」」」

レイジ「はあ……何故かライジグスの一般人が、予備軍人レベルでPS能力を持ってたりします。なんなら我が国ではよゐこの訓練シミュレータというゲームがゲームセンターに置いてあって、ライジグスの子供達は友達で競いあって、お金を落としてまで訓練をしてます。いやまぁ、最初っから質の高い軍人志望の人間って助かりますけどね？」

嫁達「「「「男の子の将来の夢、第一位！　ライジグス軍人！　女の子の将来の夢、第一位！　メイドさん！」」」」

レイジ「いやまぁ、どっちも高給取りかつ、ド安定な職業ですけど……こほん、本来はタクス訓練という一応ライジグスの最高機密を使用して訓練をしますが……なんか、ライジグス国民は第二種までは無料で強化調整を受けられる関係上、身体能力がバグっている人間が多くてですね、ライジグス王家のやらかしをまとめたサイトを見た一般人が、真似をしたら出来たっていうパターンがですね……」

嫁達「「「「もんぜんのこぞーってとと様がいってたー、とルル様がおっしゃっておられました」」」」

レイジ「これも国力上昇の一環として諦めました。幼年教育の事も、危ない真似をされるくらいならしっかり基本を教え込んだ方が危なくない、っていうゼフィーナ様の配慮だったそうです。後で確認したらそうなってました……忙殺されていて書類が埋もれてましたよ、はは、ははははは……」

嫁達「「「「まとめ！　おいでよ！　変態技能の王国ライジグスへ！」」」」

レイジ「マジでそうなってるから笑えない……はい、では本日はここまで、また機会がありましたらお会いしましょう」

嫁達「「「「なんか旦那の闇放出大会になってたように見えた件」」」」

レイジ「さよーならーっ！」