レイジ君の宇宙のなぜなに豆知識 ⑨

レイジ「ふふふふふふ、ははははははは、ふはははははははっ! 財源が増えるよどこまでも! いやぁ、美味しい話が転がり込んで来てライジグスは安泰ですなぁ!」


嫁達「「「「がっぽがっぽ、もうかりまんなぁ!」」」」


レイジ「はい、悪のりはここまで。今回のお話はシン・メイド解説でございます」


嫁達「「「「やっちまったぜ! 新人!」」」」


レイジ「メイド人口と言いますか、まぁ色々あって難民が増えて、帝国がゴタゴタして違法奴隷商人爆増で被害者になる子供も増える、というわけで、こちらの受け入れ状況も変化しました」


嫁達「「「「やったね家族が増えるよ!」」」」


レイジ「で、従来の育成方針だと気に入らないみたいな娘達も出てくるわけなんですよ。つまりはガラティアママンのお気に入りが出世するんじゃろ? 真面目に訓練するのは馬鹿馬鹿しい、みたいなのが一定数発生するわけです。まぁこれが軍部だった場合、諸先輩方にシミュレータへ連行されてボコボコにされて心を入れ換える(強制)で終わるんですが……」


嫁達「「「「自分、チョーシこいてました!」」」」


レイジ「これをガラティアママンが受け入れましてね。それはそれは美しい笑顔でマニュアルを製作されまして……これをシェルファママン監修チームがチェックをして、ああこれは確かに一流メイドの仕事内容ですね、と認可されました。こうして新しく階級制度が導入されました」


嫁達「「「「馬鹿だよねぇー、自分から面倒事大量増量しちゃうんだもんねー」」」」


レイジ「こうして新しく、見習いの見習いの見習い、白黒ですらないアッシュクラス。見習いの見習いのちょっと白黒っぽくなってきたグレークラス。やっとこさ半人前だけど正式なヴィクトリアンスタイルのメイド服は着用できないアプレンティス。一人前のメイド、正式にヴィクトリアンスタイルのメイド服の着用を許可されたメイド。指導教員に相当する指導者(マスター)クラス、ここで少し華美なドレスっぽいメイド服になり、それなりの威厳を出すような演出が入りまして、手本・模範たる方々、メイド・オブ・メイドクラス、つまりはガラティアママン筆頭メイド長を頂点とした側妃、才妃の方々になる、という明確な基準が設けられました」


嫁達「「「「私らいつの間にやら指導者クラスに出世してました。このメイド服、動きづらくて辛いっす」」」」


レイジ「確実に明確な基準を設ける以前の方が楽でした。まぁ、売っちゃいけない相手に喧嘩を売った報い、自業自得と言ってしまえばそこまでなんですが……ご愁傷さまでござる」


嫁達「「「「わがままは言って良い相手を選んですべし」」」」


レイジ「まぁ、すんげーメイドさんレベルが激烈に上昇したから悪くはなかったとも言えますがね。講座はここまで! 悪いなこれから休暇なんだ。さて諸君、行こうではないか!」


嫁達「「「「れっつごーばけーしょん!」」」」


レイジ「ではまた機会がありましたらお会いしましょう。さようならー」


嫁達「「「「やふーっ!」」」」

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