レイジ君の宇宙のなぜなに豆知識 ④
レイジ「あなたの腹ダークマター物質、ライジグス宰相でございます。えー、何を教えるかちょっとネタが――げふんげふん」
嫁「「「「今回はコロニーです」」」」
レイジ「コロニーは宇宙空間で人類が生きるための設備です。それには色々種類が存在するんですが、まず我が国の首都であるところのアルペジオは、何も無い場所に作り出した機械式コロニーと呼ばれているモノです。お馴染みルナ・フェルムが惑星規模コロニー、惑星と同質量の超巨大コロニーですね……いつ聞いてもあったまおかしいですが。それで本当に惑星丸ごとを改造して作り上げる惑星規模改造コロニーというものがあり、それよりも小さい小惑星規模のモノを改造して作る小惑星改造コロニーと、これは現在陛下達がいる宙域にあるドゥガッチがそうですね」
嫁「「「「ほうほう」」」」
レイジ「今現在の技術では完全機械式コロニー建造は難しく、かなりの問題を抱えています。なので巨大なジェネレータと重力制御装置、密閉できる建材だけで作れる小惑星改造コロニーが帝国や神聖国では主流です。ええっと、ギャンダムのころころ変わる名称の特徴的な宇宙基地を連想しろ? とは陛下のお言葉ですね……ギャンダム?」
嫁「「「「それ以上いけない」」」」
レイジ「それよりは安定して建造できるのがステーションです。まぁ、こちらはコロニーと比較すれば規模が小さく、居住には不向きなんですが、弱小貴族なんかは小型コロニーだとうそぶいてステーションを使っていたりします。ウチだとルータニア殿ですね。いやあの方はうそぶいたりしませんがね?」
嫁「「「「ふむふむ」」」」
レイジ「どうにもステーション規模とコロニー規模だと耐久性の差異が酷く、まぁうまくいかないんですが。この事を専門家である陛下に聞くと、何でコロニーより難易度が高い戦闘艦が作れて、それより難易度が低いコロニーが作れねぇんだよ、とは言ってましたが……僕には分からない世界ですね」
嫁「「「「ほうほう」」」」
レイジ「ステーションと言えば、かつてババア――こほん、ミツコシヤの大奥様が一儲けしようと、宇宙船がたくさん停まれるシップモーテルなるモノを作ろうとして、あっはんでうっふんな実にいかがわしい――」
嫁「「「「今回はここまで。また今度~♪」」」」
妖精「「「「♪~♪~♪~」」」」
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