正義感
次の日、
私の正義感が、また動き出してしまった。
私は、出来る限りの我慢をしたのに…。
卒業式の前日、私は
何故かと言うと…
その日の昼休み。
「マジ、紫音、使えねーよな。」
「あれから、マジ。無理だわ」
「隆太、どうにかなんねー?」
「そうだな。入院してる紫音に会いに行ってやろうかな?」
「使うか、紫音の事」
花村君を利用しようとする
最後に、
「
「いいですよ。小野田先生。それじゃあ、一階の空き教室にしませんか?」
「わかったわ」
授業が終わり、放課後の教室に来た。
ガラガラ…
「
私は、扉を開けて固まってしまった。
私の目に、飛び込んできた光景に動けなかった。
私は、自分の正義感を酷く後悔した。
「先生、玩具は有意義に使わないとね」
「玩具って、私の事を言ってるの?」
「おのちゃん、そうだよ」
「
「あいつは、俺達の玩具だよ。利用価値だらけの…」
「そんな言い方、酷いでしょ」
「おのちゃん、俺達、説教聞くために来たんじゃないから…」
「やめて」
私は、腕を引っ張られた。
絶対に勝てない。
彼等は、生徒ではない。
ただの、雄なのだ。
「おのちゃん、めっちゃいい匂いだよね。香水つけてなくて、この匂いは、ヤバイよ」
「紫音のせいで、俺達ずっとおあずけなんだよ。先生、責任とってよ」
「わかるよね?大人なんだから」
「やめて…。」
花村君の取り巻き10人。
私に、勝ち目なんてない。
「おのちゃん、俺ね。ずっーとおのちゃんが好きだったんだよね」
ガンっ…。
体を後ろの棚に押しつけられた。
「ビクッとしちゃって、可愛いね。放課後の教室って、誰も居なくていいよね」
「やめて」
私は、佐伯君と数人に押さえつけられた。
ビリッって音と共にボタンが弾けとんだ。
「やめて」
「叫んだら、どうなるかわかってる?俺、おのちゃんに襲われたって言うよ。」
私は、新田君を睨みつけた。
「
「わかってるよ」
「やめて、離して」
「
無理矢理、キスをされた。
「ぅんんっ」
「可愛いね、舌だしてよ。
私は、首を横にふる。
涙がとまらない。
「ダメだよ。ちゃんと言う通りにしなきゃ、
私は、
私、こんな人数にされるの…。
「動画とろうぜ。証拠、証拠」
「んんっ」
やめて…
「皆に見てもらわなきゃね。笹部」
「はいよ」
「動くと切れちゃうからね」
鋏で、タンクトップを切られた。
「やめて」
「やっぱり、
「ビク、ビクしちゃって感じてんだよな!隆太も、イケメンだもんな」
「俺、ずっとこうしたかったんだよ。」
あの日噛まれたように、鎖骨に舌を這わされる。
「いや」
「いやじゃないよ、もっとでしょ?」
「んんっ、んんっ」
いやー。助けて、
ガラガラ…
「何してる?」
その声に、手を離された。
私は、
「いてーな。」
「手を上げたら、どうなるかわかってるのか?」
「なんだよ、管野」
「お前達、明日卒業式だろ?高校に行けなくしてやろうか?」
「はあ?証拠なんてないだろ?おのちゃんから、襲ってきたんだよ。」
「ふざけるな」
「ふざけんな。行こうぜ」
新田君は、全員を連れて行った。
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