第100話 あらすじとキャラクター紹介

 前回のあとがきに記した通り、記念すべき第100話ではありますが、今話はいわゆるまとめ回です。


 新章にきてキャラが増えすぎたのと、誰がいつどこで何をやっているのか――分かりづらいかなと思いまして、ここらへんで主軸をはっきりとさせたいと考えています。


 これまでの話を簡単にまとめたものではありますが、分かりやすさを優先して、話数順に並んではいないのでご了承ください。



―――――



【発端は一本の通報】


◆ウーゴ・フィフライアー:イナカーンの街のギルマス、元近衛騎士団次席

◆パイ・トレランス:冒険者ギルドの受付嬢

◆オーラ・コンナー:元Aランク冒険者、現ムラヤダ水郷長

◆とある人物:?

◆ドウセ・カテナイネン:公国のBランク冒険者


 その日の朝早く、イナカーンの街の冒険者ギルドの魔導通信が鳴ったことで、今回の話は始まりました。


 通報したのは第四王子フーリン付きの老騎士ローヤル・リミッツブレイキンで、内容はフーリン率いる軍勢が法国の第七聖女ティナを拘束する為にイナカーンに攻め入るというもの……


 そんな急報を受けて、ギルマスのウーゴは王都のとある人物・・・・・に改めて連絡を取りつつ、オーラ水郷長も合わせて動き出します。


 さしあたっては聖女ティナや守護騎士リンムに本件を伝える為に、Dランク冒険者のスグデスやフン、盗賊の頭領ゲスデスに依頼クエストを出したわけです。


 また、午前中のうちにオーラもイナカーンの街から出発します。その際に、伝書鳩を使って、ムラヤダ水郷に逗留しているBランク冒険者のドウセを確保するように自警団に伝えます。


 はてさて、ドウセはいったい何者なのか……捨てキャラのはずが、今後、重要になっていきそうです。



【主人公は森の中】


◆リンム・ゼロガード:本作の主人公

◆チャル:ダークエルフの錬成士

◆マニャン:『放屁商会』に所属する護衛の冒険者


 その日は夜に教会の孤児院で子供たちとお食事会ということで、リンムたちは朝早くから市場いちばに出かけ、その後に食材調達がてら、チャルの隠れ家がどうなっているのかと『初心者の森』に出掛けてみたところ……



【神聖騎士団は奮闘中】


◆メイ・ゴーガッツ:神聖騎士団の幹部、ロリ巨乳の斧使い

◆ミツキ・マーチ:神聖騎士団の幹部、長身の百合、鞭みたいにしなる長剣使い


 森では神聖騎士団が総力をかけて魔獣の残党討伐をしていました。結局のところ、リンムたちはメイやミツキの手伝いをする羽目になったのです。



【当事者のリンムにも急報】


◆ゲスデス・ヤーナヤーツ:盗賊の頭領


 そんなリンムたちのもとにゲスデスがやってきて、オーラの手紙が渡されます……


 はてさて、守護騎士たるリンムはどう動くのか。さらに第四王子の暴挙に対して神聖騎士団の立ち位置はどうなっていくのか。



【神聖騎士団は味方しない?】


◆イケオディ・マクスキャリバー:神聖騎士団の副団長

◆エイプ・デッド・リールマンス:神聖騎士団の幹部、人当たりの良い若者

◆フン・ゴールデンフィッシュ:Dランク冒険者


 さて、森とは打って変わって、街ではスグデスの腰巾着ことフンが孤軍奮闘……


 何とかギルマスのウーゴの封書を副団長のイケオディに手渡すことに成功したフンだったのですが……イケオディはフンの意識を奪ってしまいます。どうやらイケオディとしては今回の事態を静観したい模様です。


 ちなみに、ここまでに騎士団幹部のエイプは一切出てきませんでしたが……いったい何をやっているのでしょうか?


 作者が存在を忘れてしまったなんてことだけは絶対になきはず!



【第七聖女と神聖騎士団長は仲良くデート】


◆ティナ・セプタオラクル:法国の第七聖女、王国のセプタオラクル侯爵家子女

◆スーシー・フォーサイト:王国の神聖騎士団長

◆カージ:鍛冶屋で一時的にバイトしている青年


 そんなふうに街や森でごたごたとしていたところ、第七聖女ティナの二日酔いもあって、昼も遅くにやっと街へと出かけた二人だったわけですが……


 ティナが宿屋の元女将さんを生き返らせるというイベントを通じて、イナカーンの街の市民たちから熱烈な歓迎を受けることになります。



【もう一人の当事者への連絡は?】


◆スグデス・ヤーナヤーツ:Dランク冒険者

◆マリア・プリエステス:教会の女司祭

◆プランクとクインビ:孤児院の少年と少女


 オーラから聖女ティナに直接手紙を手渡すようにと依頼を受けていたDランク冒険者のスグデスでしたが、これがなかなかに難航します。


 結局、孤児院の子供プランクとクインビの協力は得られませんでしたが、そこに女司祭マリアが登場。手紙の件を引き継いで、スグデスに別のお願いをします。どうやら今回の事態とはあまり関係なさそうなお願いのようですが……はたして?



【何せメインは馬鹿王子の遠征】


◆フーリン・ファースティル:王国の第四王子

◆イヤデス・ドクマワール:王子付きの近衛騎士


 実は、その日の朝早くのうちに領主館から馬で出発して、朝駆けでもって昼過ぎにはイナカーンまであと数時間という位置まで来ていた第四王子一行ですが……


 第四王子フーリンにしても、近衛騎士イヤデスにしても、どうやらそれぞれに思惑がある模様……それとも第三者に踊らされているのか?



【老騎士は追いつくのか】


◆ローヤル・リミッツブレイキン:第四王子付きの老騎士

◆シイティ・オンズコンマン:王国のA※ランク冒険者、二つ名は『国家転覆の詐欺師』


 第四王子フーリンや近衛騎士イヤデスの思惑を看破しつつも、魔虫の存在を知ったことでどうにも腑に落ちない老騎士ローヤルはというと、病体に鞭打ちながらもイナカーンの街に急行します。


 その途上で詐欺師シイティと遭遇……ひょんなことから二人は共にイナカーンに向かいます。



【忘れてはいけない現役のAランク冒険者】


◆アルトゥ・ダブルシーカー:王国のAランク冒険者


 巨鋏をぶん投げて、今頃はどこの上空をふっ飛んでいることでしょうか……わりとコントロールがアバウトなところが玉にきずです。



【もっと忘れてはいけないエルフと魔族】


◆ジウク・ナインエバー:帝国の女将軍のエルフ、リンムの内縁の妻(自称)

◆リィリック・フィフライアー:帝国の魔族

◆ラナンシー:大妖精、リンムの師匠


 帝国関係者はイナカーンの街に向かう前になぜか妖精の森に直行。何だかエルフのジウクはラナンシーと戦う気満々のようですが……


 それよりも魔虫といったらこの人――魔族のリィリックです。神聖騎士団長のスーシーに仕掛けた虫はそろそろ神経系を汚染しても良い頃合いで、さらには近衛騎士イヤデスともいったいどのような繋がりがあるのか。


 そういえば、リィリックは姉御として盗賊の頭領ゲスデスともかかわりがありましたね。どうやらデス系に馴染みのあるキャラクターのようです。



【第三聖女一行】


サンスリイ・トリオミラクルム:法国の第三聖女、『稲光る乙女』

ライトニング・エレクタル・スウィートデス:第三聖女の守護騎士

アデ・ランス=アルシンド:王国のBランク冒険者


 そろそろ、老騎士ローヤルと詐欺師シイティに抜かされそうではありますが……現在、Dランク冒険者スグデスが女司祭マリアの依頼を受けて急接近中です。



司祭おやじ


◆セラーホ:イナカーンの街の前任司祭、リンムの育ての親


 今回の件には絡みませんが、とりあえずここに記しておかないと、すぐに忘れてしまう作者なもので……そういえば、セラーホって結局、いったい何者なんですかね?


 アナグラムらしいですが、とりあえずセラーホを一字ずらすと、スローへになるんですよね……



―――――



というわけで、よくもまあこんだけダラダラ書けたなあとは思いますが、ここから畳み込んでいきますので、よろしくお願いします!

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