第67話 キャラクター表など

名前の後に※が付いている人物が二名いますが、作中には登場しているものの、名前がまだ与えられていない者となります。すぐに出てくる予定なので、本稿で名前を与えています。ご了承ください。


また、このキャラクター表は第66話までの情報を盛り込んでいます。ネタバレも多々ありますので、そこまで読んでいない方はご注意くださいませ。



―――――



◆リンム・ゼロガード

おっさん、Fランク→A※ランク冒険者、第七聖女ティナの守護騎士、加齢のせいで聖なる光を纏うようになった


◆ティナ・セプタオラクル

第七聖女、『全ての男根・・の蹂躙者』、リンムの恋人を自称、無駄な贅肉族の頂点

◆スーシー・フォーサイト

神聖騎士団長、女性騎士、イナカーンの孤児院出身、現在はフォーサイト子爵家の養子

◆アルトゥ・ダブルシーカー(孤児のときの名前は、フタ)

王国のAランク女性冒険者、イナカーンの孤児院出身、二つ名は『全てを断ち切る双鋏』

◆シイティ・オンズコンマン

王国のA※ランク女性冒険者、イナカーンの孤児院出身、二つ名は『国家転覆の詐欺師』


◆ウーゴ・フィフライアー

イナカーンの街の冒険者ギルドのギルドマスター、三十代前半の男性、元近衛騎士団副団長

◆パイ・トレランス

冒険者ギルドの受付嬢、孤児院出身、リンムに恩義を感じている、無駄な贅肉族

◆マリア・プリエステス

イナカーンの教会に派遣された女司祭、第六聖女ユークの元守護騎士、そこそこの贅肉族

◆プランク

孤児院の子供、まだまだいたずら盛り、由来は英語のprankより

◆クインビ

孤児院の子供、年長組のリーダーの女の子、英語のqueen beeより


◆オーラ・コンナー

ムラヤダ水郷の郷長、王国のA※ランク冒険者を兼任、犬の野獣使いビーストテイマー、二つ名は『天高く吠える狂犬』

◆マニャン ※

ハーフリングの少女、『放屁商会』に属しているが冒険者か商人なのかは不明

◆チャル

ダークエルフの女性、『初心者の森』で暮らしていた錬成士、魔女モタの弟子

◆モタ

ハーフリングの魔女、本土・・でやらかして逃亡中


◆イワン・ストレートブレイド

暗黒騎士団長、勇者と謳われる実力を持つ若者、魔女モタと一緒に公国を珍道中

◆ジャスティ・ライトセイバー

近衛騎士団長、王国最強と謳われる騎士、おっさん界の最後の希望

◆??

魔導騎士団長、若い女性(予定)


◆イケオディ・マクスキャリバー

神聖騎士団の副団長(スーシー不在時の団長代理)、いわゆる若頭、きれいなおっさん

◆メイ・ゴーガッツ

神聖騎士団の女性騎士、いわゆる舎弟頭、小柄で巨斧を得物にしている、無駄な贅肉族

◆ミツキ・マーチ

神聖騎士団の女性騎士、いわゆる舎弟頭、痩せぎすで槍を得物にしている、百合が好物

◆エイプ・デッド・リールマンス

神聖騎士団の青年騎士、若頭補佐、認識阻害などの搦め手が得意な実力者


◆??

第一聖女、『世界の光源』と謳われている

◆サンスリイ・トリオミラクルム

第三聖女、『稲光る乙女』、イナカーンの街に出向する、口数が少ないとされるが……

◆ライトニング・エレクタル・スウィートデス

第三聖女の守護騎士、女性みたいな麗しい青年、性癖的に確実にあれ・・

◆ユーク・ムツセイン

第六聖女、『清廉な殉教者』、三年前に公国の奈落を開放する為に殺された


◆ビスマルク・バレット・ファイアーアムズ

王都の冒険者ギルドのギルドマスター、公国の元Aランク冒険者、三十代後半で十分におっさん

◆アデ=ランス・アルシンド

王国のBランク冒険者、二つ名は『路地裏の光源』、斥候スカウト系に長けたおっさん


◆ジウク・ナインエバー

エルフ、帝国の女将軍、リンムの内縁の妻らしいが……

◆リィリック・フィフライアー

人族→魔族、ウーゴの双子の妹、王国でお尋ね者となって以降は帝国に所属

◆サラ(=アスモデウス)

魔族、帝国に所属、リンムに討たれて魔核ごと消失

◆ヘーロス

帝王、英雄ヘーロスの子孫で三代目、魔族らしいが詳細は不明

◆シイト・テンイーガー

帝国猟兵団のリーダー、鷹の野獣使いビーストテイマー、オーラに胸を爪で突かれて以降は消息不明だが……


◆スグデス・ヤーナヤーツ

Dランク冒険者、三十代前半、二つ名は『斧高くたける剛腕』

◆フン・ゴールデンフィッシュ

Dランク冒険者、スグデスの腰巾着の若者、もとは盗賊でゲスデスの部下

◆ゲスデス・キンカスキー

盗賊団の頭領、下種なおっさんだったが心機一転、ムラヤダ水郷で丁稚奉公する予定

◆テーレ・ビモネン

ムラヤダ水郷の衛兵(自警団)、左髪の若者

◆ラージ・オモネン

ムラヤダ水郷の衛兵(自警団)、右髪の若者

◆ドウセ・カテナイネン

冒険者崩れ、作者もこの稿を作るまで存在を忘れていた……どうしようか?


◆フーリン・ファースティル ※

王国の第四王子、ティナ・セプタオラクルの元婚約者、第七聖女に守護騎士が就任したと耳にして何やら動き出したようだがはてさて……?(次章からの話です)



―――――



『放屁商会』が魔女モタと何やら関係あるのは、もう気づいている読者さんもたくさんいらっしゃるでしょうが、本稿で名前が初出のハーフリングのマニャン――実は今後発売予定の『トマト畑 二巻』に出てくるハーフリングの商人の娘(一巻の終わりにもちらっと出ました)の関係者に当たります。


 ハーフリングの商隊につきましては、ウェブには載せていない新規エピソードになりますので、もしよろしければ『トマト畑』の新巻もお願いいたします!(ちょっとだけ宣伝)


 さて、上記のキャラクター表だけだと寂しいので、今回は名前の小話を致します。


 こちらも気づいた方はいらっしゃるでしょうが、拙作はわりといい加減な名前付けをしている一方で、主要なキャラクターについては、中国語の数字に日本語などの数字を加えたもので構成しています。たとえば――


・ゼロ

 中国語で、リン → リン+ム(無) → リンム・ゼロ・・ガード、主人公

 ここで最後にガードを付けたのは、「全てを守る者」と意を込めています。


・一

 中国語で、イー → イ+ワン(One) → イワン・ストレート・・・・・ブレイド、暗黒騎士団長

 ストレートは文字通り、漢字の「一」のこと。ブレイドを付したのは、攻撃的な性格だからです。


・二

 中国語でアール、アル+トゥ(Two) → アルトゥ・ダブル・・・シーカー、Aランク冒険者

 孤児だった頃の名前はフタ。これも二つからきています。シーカーなのは冒険者だからです。


・四

 中国語でスゥ、スー+シー(四) → スーシー・フォーサイト、神聖騎士団長

 フォーサイトはそのままforesightの意味で、洞察力のある娘にしたかったんです……ちょっとばかし脳筋になっちゃいましたが。


・七

 中国語でチー、ティ+ナ(七) → ティナ・セプタ・・・オラクル、第七聖女

 上記の法則の通りですね。


・十一

 中国語でシイティ、シイティ・オンズ・・・コンマン、A※ランク冒険者

 正確な読みだとちょっと違うのですが、オンズはフランス語で11ですね。コンマンはcon-manで詐欺師です。


 ちなみになぜ中国語なのかというと、『トマト畑』の名前付けでスペイン語、フランス語、ドイツ語などを使い尽くしてしまったからです。おかげで最近はスポーツ選手から引っ張り出して――


 ビスマルク・バレット・ファイアーアムズ

 アデ=ランス・アルシンド


 あたりが出てきましたが、ビスマルクもアルシンドもサッカー選手ですね。ちょうどこの時期にJリーグ三十周年ということもあって登場させました。ビスマルクは本名がビスマルク・バレット・ファリアで、バレットからバレット・ファイアーアームズ社への連想、またアデランスについては説明不要でしょうか。


 と、まあ、以上が名前付けの小話となります。次にキャラクター表を載せるときは世界観などの話が出来ればいいなあと思っています。よろしくお願いいたします。

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