背中の荷物
いつからだろう、街を行き交う人々の背中に何かがのし掛かっているのが見えるようになった。
あれは何だろうか?
人々が背負っている物の大きさは様々だ。
拳ほどの大きさから、洗濯機ほどの大きさまで個人差がある。
中にはもうほとんど潰されかけ、身動きが取れなくなっている人もいる。
ほんとうに辛そうに見えるのだが、自ら荷を下ろそうとする者はそういない。ギリギリまで耐えているように見える。
あと、傾向というか法則のようなものもあるようだ。子供は小さなものしか背負っていない。老人も同様だ。
もしかすると、、、
そうかなるほど。
あれは大人になるということなのだ。
責任やプライド、期待など、様々なものを背負っているんだろうな。背負うものが大きいほど強くなる。それが大人というものだ。
よく見ると私も背負っているようだ。よし!今日も必死に頑張ろう。
・・・
・・
・
政府戦略室
「もう少し国民に負担を負ってもらいましょう。増税しましょー」
「ちょっと背負わせ過ぎかなぁ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます