第21話

それで?

ここのボスは誰なんだ?


流石にボスまでコピペだったら怒るぞ?

それはもうブチギレるぞ?


さーて、誰が来るだろう…は?

か、鑑定さん、アイツ鑑定してみて?


ーーー

邪神

この世界を侵略せんとする邪神

殺そう

ーーー


殺意ぃ!

鑑定さんそんなにヤバい人でしたっけ?


ーーー

神眼(元鑑定)

人類により人類の為に生まれたスキルの一つ

邪神を滅ぼし人類に平穏を与える為に生まれた

ーーー


あっ…まさかの邪神を殺すのが存在意義でしたか…

まぁ、俺が殺してやるから安心しろよ〜


神殺し!

よし!これで死んだだろ…!


あ?いや、まだ生きて…

これは…消滅か、あっぶねぇな前の俺だったら死んでたぞ?


『あ?死んだか、ここまで来た割には弱かったな』

「生きとるわ!勝手に殺すな!」


『はぁ!?消滅喰らって生きてるとか…神性存在でも殺せる筈何だがな?』

「いやぁ…偶然不滅になっちゃったもんで」


消滅程度じゃ死んでやれねぇんだわ


『ん〜?嘘はいけねぇなぁ…それ、自己同一性が保てなくなったらちゃんと死ぬだろ?』

「それが起こらないから不滅なんだよ」


幻想理論テセウスの船の同一証言のお陰でマジで不滅だからな


『ははは!お前の能天気さには呆れるぜぇ?お前は不滅なんかじゃないし…英雄でもない』

「その心は?」


『お前はここで消えるからだよ!』


うわぁ急に殴り掛かって来るな!

ええい迎撃!魂魄神の権能!死ね!


『おお?残念だがそれじゃあ死んでやれねぇぞ?』

「マジか〜」


こんな所でまさかの俺の特攻キャラが出てくるとは

キッツいな〜


「じゃあこれでもか?」


俺の魂魄を燃やして燃料にしつつ攻撃倍加で更に増強、最強攻撃力でぶん殴る!


『グォォ!?中々やるなぁ!だがそれじゃあ俺は殺せねぇぞ!先にお前が死ぬ!』

「ん〜、これでも足りないかぁ…」


じゃあ、アレやるか

アレは中々意味不明だからできれば使いたくねぇんだけどもなぁ…


『…ん?お前、因果まで燃料にするのかぁ?馬鹿だなぁ!それじゃお前も死ぬぞ!』

「だろうな、正真正銘俺の全力全開だ」


過去や未来の因果とか運命とか、自分の魂とか寿命とか、俺の全てを燃料送りにして殴る


「死ねやボケェ!」

『ウグォォ!?中々痛ぇ…もしアレを何発も出されたらマズかったかもなぁ』


『だがアイツは死んだ、もう俺を殺せる者は存在しない!俺は最強だ!そこの真祖!絶望しろ!』

「ふむ…いや、我が友は死なんぞ、マジで不滅だからな、意味が分からんだろう?我もだ」


『不滅ゥ?ハハハ!因果を全て燃料送りにした時点で自己同一性なんて保てねぇ!アイツは死んだのさ!自分の限界を見誤ってな!』

「いや…だから生きてるが?」


もう一発全力全開をブッパ

うーん、この調子じゃあと十数発必要だな


『…は?何で生きてるんだよ!因果まで燃料として突っ込んで消えた筈じゃ…!』

「俺はスキルによって常に自己同一性を保持されているから俺を滅ぼさないと俺は滅びない」


『ふ、ふざけんな!めちゃくちゃじゃねぇか!そんなの認められるか!』

「うーん、気持ちは分からんでもない、俺も意味が分からないもん、でも出来るんだからしょうがないお前も諦めて死んでくれ」


俺と神眼さんと俺の友達と俺の部下の為に死んでくれ、不幸だけど…俺に負けたからな!


『クッソォォォォォォォ!!!』

「あぁ…哀れな、でも俺のガチャ生活の為に死んでくれ、これも報酬の為だ」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俺はガチャに戦利品を全てブチ込みたい欲求をコントロール出来ない 龍百 @ryu_100

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ