1話を前後で分け、1話単位のボリュームも抑えられており、読み手に優しいです。
見廻隊というハコを中心に物語が展開するため、主人公以外の隊員も様々な事情を経験してこの場にいる、ということがよく伝わってくる自然な描写はただの会話であるにも関わらずつい惹かれてしまいます。
キャラは能力と個性がはっきりしているので、読んでいてもわかりやすいのですが補足情報で設定一覧まであるので、迷うこともないでしょう。
能力は各々特性があるようですが、現状の情報で見る限り汎用性が高そうなので、今後どのように活用していくか期待が高まります。
能力モノなので、戦闘話はたしかに見ものなのですが、それと同時に行動を共にする仲間と紡がれる友情やほのかな恋愛などキャラを際立たせる描写が素敵な作品です。