華は誰が為に散るものか

作者 ✯*☽* 灰月 薫 *☽* ✯

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★★★ Excellent!!!

1話を前後で分け、1話単位のボリュームも抑えられており、読み手に優しいです。
見廻隊というハコを中心に物語が展開するため、主人公以外の隊員も様々な事情を経験してこの場にいる、ということがよく伝わってくる自然な描写はただの会話であるにも関わらずつい惹かれてしまいます。

キャラは能力と個性がはっきりしているので、読んでいてもわかりやすいのですが補足情報で設定一覧まであるので、迷うこともないでしょう。
能力は各々特性があるようですが、現状の情報で見る限り汎用性が高そうなので、今後どのように活用していくか期待が高まります。

能力モノなので、戦闘話はたしかに見ものなのですが、それと同時に行動を共にする仲間と紡がれる友情やほのかな恋愛などキャラを際立たせる描写が素敵な作品です。

★★★ Excellent!!!

異能である“夢術”を持つ少年:桜坂風磨はとある目的の為に夢喰いを狩る道を選んだ。
…数奇な運命が、彼を誘うとは知らずに。

三章まで読ませていただいた時点で、もう四章が気になってしょうがありません。

ストーリーがまず良いです。感動も笑いも微笑ましい恋愛や家族愛など、とにかく登場人物が魅力的。

ただ格好良いとか可愛らしいのではなく、どこかみんな影があったり、なにかを抱えているような裏事情も、読めば読むほど感情移入してしまいます。

とにかく、色んな方に読んで欲しい作品です!

★★★ Excellent!!!

物語の中できちんとキャラクターが生きているなと感じました。こういう作品は、キャラクターに振り回されてストーリーが空転することもあると思いますが、それもない。私は結構キャラクターたちに引きずり回されるので、制御している作者さんの力量を感じます。

設定自体はありきたりです。よくある能力者ものでとっつきやすい。だからこそ、キャラクターたちの特徴が光っていますね。

キャラクターの魅力に酔いしれること間違いなしなので、是非ご一読ください!!