第8話 忍び寄るのは暗い影

  どうしてこんな所に女の子が?



「どうしてこんな所にいたの?」


「えーとわかんない」

 

「じゃあ自分の名前はわかる?」

 「えーとねサーネっていうの」



 「ねぇエルト、サーネちゃん私達と一緒に連れて行かない?」

 「確かにここにおいてもいられないしな」  


「でもどんなみんなにどんな説明をしたら、、」


「まぁそれはちょっとずつやって行ったらいいよ」


「とりあえず今はみんなでここから脱出することを考えよう」


「うんそうだな」


そしてエリサがサーネちゃんに一緒に来るように言った


「サーネちゃんお姉ちゃん達と一緒に外に行きたい?」


「お姉ちゃん達と一緒?」


「うん一緒」


「行きたい!」


「よし急ぐよみんな」


「うん」


「俺の風魔法で移動する」


「うんわかったみんなエルトの近くに」


  「じゃあ行くよ ウインドスピード 」


  「彼を炎の光で導きたまえ ファイアロード」

エリサが道筋を示してくれた

「ありがとうエリサ。さぁみんな捕まってて」


  「キャーーーー ちょとまってーーーー」

ウインドスピードが速すぎてみんな悲鳴をあげていた。

そうしているうちに地上につけた。


「エルト速すぎる。死ぬかと思った、、、」


俺達が急に現れてみんな驚いていた


  「君達どうしてこんな所から?」


「えーーとこれには理由があって、、、、」


俺達は先生に今日あったことを話した。


「なぜ君達が落とされたか、その女の子は誰なのか、謎が残るけどとにかく君達が無事で良かったよ。  まず問題はこの子をどうするかだな」


「それなんですけど僕達で面倒見てもいいですか」


先生は驚いていた


「いやでも君達は学生だそんな君達が何処から来たかもわからない謎の多い少女の世話なんて本当にできるのか?」


「お姉ちゃん達と一緒にいたい!」

そう言ってサーネちゃんはエリサに抱きついて来た。


「サーネちゃん、、、」


「確かにこの子の世話を見るのは難しいのかもしれないけどこの子を見つけた責任をちゃんとはたさないと行けないと思うだから。きっと先生やみんなに迷惑をかけないように頑張るからこの子を僕達に任せてくださいお願いします。」


「君達の覚悟はわかっただけど先生にも迷惑をかけてくれないか君達に全部を任せてしまったら僕の仕事をなくなってしまう。」


「先生ありがとうございます」

みんなで先生に頭を下げた。

先生には感謝しかない


「この子のことはちゃんと面倒を見ます。」


「あぁ困った時は先生を頼って来てください」


「はいありがとうございます」


サーネちゃんの面倒を見ることになった俺達はとりあえず俺の家に行くことにした。


「この子本当に私達で面倒見れるかな?」


「何言ってんだよエリサが一番懐いてるんだからもちろん俺も面倒見るから。それに先生にあれだけ言っといて無理なんて言えないだろ」


「うんそうだねありがとうやる気が出て来たよ」


サーネちゃんの話をして帰って行った



『クロックレストバリア』



魔法が発動の声が聞こえ、魔法が発動された。


これは結界か。とりあえずエリサとサーネちゃんの無事を確認しないと


「エリサーーサーネちゃーんどこー無事ー」


「エルトーー私もサーネちゃんも無事だよ」


よかった2人とも無事みたいだエリサ達の所に急ごう


 そうして俺が急いでエリサの所に着きそうになった時魔法の呪文が聞こえた


「毒草纏し矢よ狙い撃てポイズングラスアロー」


やばいこれは毒か完全に防がないと


「ウインドシールド」


矢は防いだが矢から毒がエリサの方へ飛んで行った。





「エリサ大丈夫か。」


「うん、サーネちゃんは守ったし傷も致命傷だから大丈夫」


「でも毒が、、、」


「私のことはいいから次の攻撃に備えて」


「あぁわかった。エリサはそこで休んどいて」


「いやでも動けるし、うっ、、」

「ほら毒が回ってきているしサーネちゃんを守って」


「うんわかったけどエルト、絶対無事でいて」


「あぁ絶対戻って来る」


エリサを傷つけたんだ無事でいられると思うなよ。

そして絶対エリサのもとへ戻ってくる。


それにしても誰が攻撃してきたんだ?


俺はそんな疑問を持ちつつ相手に近づいた。


         「君か僕の相手は」


         えっ、、、この声、、


        まさかシャーニャなのか?



そしては姿を現した敵は俺達がよく知っているダンジョン攻略も一緒にやった。



        俺達の友達のシャーニャ・サミアスだった、、、

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