第2話 魔物襲来
あれから俺はよくエリサと遊ぶようになった。
コミュ症だった俺がまさか初めてできた友達がこんなにかわいい女の子だなんて前世の俺だったら考えもできなかったと思う。
そして、今日は俺とエリサは森で魔法の練習をしていた。
「ねぇエルトはたまに何も言わずに魔法を使ってるけどそれってどうやるの?」
「えーとまぁあのイメージをするんだ。おれだと風が吹くイメージをするんだ。」
「わかった。試してみる。」
「火がでるイメージしてーーーは!」
火はでなかった。
「ねぇエルト、どんなイメージをしたらいいの?」
「えーと肉を焼くの炎のイメージしたらいいんじゃない?」
「うん!わかったやってみる! は!」
でなかった。「もう一回」でなかった。「もう一回」でなかった。「もう一回」でなかった。
それから時間がたってそろそろ帰る時間になりそうだった。
その間ずっとエリサは魔法の練習をしていた。
「ねぇ、エリサもう帰ろうー」
「もうちょっとだから待ってて」
火が出るイメージで
「は!、、、」
火が真っ直ぐに放たれた。
「やったー!ねぇ見てた!見てた!火出たよ!」
エリサはとても喜んでいた。
俺も自分の事の様に嬉しい。
「おーー見てた見てた!凄いな1日でできたな!」
「はははエルト私より喜んでる。」
「いやだって嬉しいだろ」
「うん!ありがとう付き合ってくれて」
「あ、あぁどいたしまして」
ちょっとエリサの顔が近くてドッキっとした。
そんな日常を俺達は過ごしていた。
そんなある日いつものように俺とエリサが森で遊んでいたある日のことだ。
「ねぇ今日は何する?」
「別になんでもいいけど」
「じゃあ私が逃げるからエルトが追いかけてきて」
「鬼ごっこだな。わかった」
「じゃあ行くよーあっエルトは20秒後に追いかけてきてね。」
「はいはいわかった。」
「じゃあ行くよースタート」
1.2.3.4.5.6......さっ探しに行くか。
エリサはどこにいったんだろう?
まぁ範囲は決めてるし1つ1つさがしていくか。
エリサを探している最中の事だエリサの悲鳴が聞こえた。
この声はエリサの声だ。
エリサが誰かに襲われているのか?でもどうやって探す?
そうだ!いま練習中の察知魔法を使うか。
「よしイメージはできた」
森の情報が頭の中に入ってきた。
「エリサはそこか!」
でも走ったら遅いから魔法で行こう風で走るイメージで。
魔法をイメージすると足に風がまとって、風の様に早くなった。
もっと!もっと!早く!エリサの所へ早く!
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