第4話

元々、百姓の血筋だったせいか、やり始めると、これが結構面白い。


朝からトラクターを動かし、畑に肥料をやり、土の塩梅を見るのが私の日課になった。


出来た野菜は、地元野菜としてスーパーに置かせて貰ったり、道路沿いの畑に台を置いて野菜を並べると、自動車が止まってあれやこれやと、その日採れた野菜を買って行って下さる。


バタバタと慣れない事に打ち込んでいる間に、私はこの町にいつの間にか馴染んでいた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る