第3話
今まで、子供がいないのを寂しいと思っていたが、かえって良かったかもしれない。
人の噂によれば、妻は歌がうまく、毎日の様に美しく着飾ってはカラオケに行っていたそうだ。妻には友達が大勢いて、好きな人というのはその中の一人らしかった。
転勤、転勤でちっとも構ってやれなかった私にも責任があると思ったので、それは仕方の無い事だと割り切る事にした。
妻に出て行かれた後、私に残されたのは、手に余るほどの広い田畑と古い家。そして年金だけだった。
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