まず語らせていただこう。
私が語りたいこと、それはこの作品の『主人公』のことである。
この主人公はなんと、強烈な萌え属性の持ち主なのである。
さらに言うと彼は噛めば噛むほど味が出るタイプで、だんだんと彼のことが好きになっていくのである。
まず特筆すべきは無口なところ、はっきり言ってここがたまりませんね。
会話をするとき反応が薄くて、世話焼きな仲間の少年リゼルに怒られるのはいつものこと。なんなら喋っている最中に居眠りすることも。
リゼルに怒鳴られながら激しく揺さぶられて青ざめていく主人公は非常に萌えポイントが高いですね。実にけしからん。
また主人公がお風呂から上がってくるシーンがあるのですが、そこにはとても興奮しました。大変けしからん。
そしてなんとですね、彼は料理ができるカッコイイ男なのです!
ぜひ彼には腕まくりをしてもらってですね、キッチンに立ってもらいたいですね。(にっこり)
ちなみに胸のところにクマちゃんの可愛いアップリケが刺繍されたデニム素材のかっこいいエプロンをして真顔で立っているところをわたくしは妄想しています!これだけでご飯3杯はいけますね!うん!
私としてはキッチンに立ってもらいたい主人公ランキング堂々の第一位ですよ。ええ。
あと、先ほども言いましたが仲間との絡みが非常に良いのです。
まずリゼルですね、彼との絡みは最高です。
そしてレギン、ここは私の妄想になりますが、もう萌えポイントしかありませんね!特に素晴らしいのは主人公とレギンの身長差が4cmあるところです!レギンのほうが4cm高いのがポイントなのです!
私がもし仮に二次創作を描くとしたら『俺とアンタの4cm』というタイトルをつけますね。間違いない。
ちなみにあえてレギン視点で描くことによって主人公の萌えポイントをしっかりと堪能するとともにレギンの可愛い成分も摂取するつもりです。ええ。
もうこのリゼルとレギンのヴァルキード兄弟と主人公の関係が最高なのです!もう一度言います、最高です!はい!
それから作中で特に気に入っているシーンは主人公が走って馬車を追いかけるシーンです!かっこよすぎます!
ヒロインとの関係も良いし、能力設定も良いんですよ……と、ここまで主人公について語らせていただいたのでここからは真面目なレビューです。
まず世界の設定がしっかりと作り込まれていて素晴らしいです。独自の世界観を表現できていると思います。
一つ一つの描写からこの物語が知識やキャラへの深掘りなど様々な面で丁寧に作られているのが見て取れます。
その街に生きるキャラクターたちや悪役たちのセリフに非常に臨場感があります。
素晴らしい作品です。
暗雲立ちこめるこの世界で個性豊かなキャラクターたちがどのような物語を紡いでいくのか、続きをとても楽しみにしています。
ぜひ皆様にも読んでいただきたい作品です。