第2話 ミエルチカラ。
少年の名は、
「こうちゃん、また
幸太郎のことをそう呼ぶ女子は、
小学生の頃は「こうちゃん」「りっちゃん」と呼び合い、お
昔はもう少し
雨の日は、くせっ毛の幸太郎を
でも、少しは
「ここに
「あ、うん。」
「わたし、こういうの
──知ってる。休み時間に
「ほら、うち
──知ってる。おばさん元気かな?昔は
頭の中に話したいことが
本当は、自分でもセットできる。でも、
気がついたら目で
「遠藤さん」呼びがいつか「りっちゃん」になれたらいいな。
そのうち、いつか。
まだまだ、時間はあるんだから。
そんな風に遠藤りさへ
人の
幸太郎は、それからというもの
何度も、何度も、何度も、何度も、何度も。
新しい夢を見ては、
夢を見なくなった頃、幸太郎は「りっちゃん」と呼べるようになっていた。
──そして、あの夜に2人の男女に襲われるのだ。
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