神を殺す君

理系メガネザル

第1話 神椿村

都心からまず電車で3時間、その後バスで2時間乗り継ぎ、またそこから歩きで2時間山の中を歩くと、そこは見えてくる。


これで観光資源の一つでもあれば長期休暇の時には人々が全国から集まるのであろうが、残念ながらここにはそんなものは無い。


強いて言うなら緑豊かな自然、とでも言えばいいのだろうか。

しかし全くやって来る人間が居ない訳では無い。年に7約人程、物好きがあることを目的にやって来るのだ。


来る者は皆口をそろえて言うのだ、『神を見に来た。』と


この村は噂だと、こう言われている。

『ここは日本には数少ない、神が現存する村』だと。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

神を殺す君 理系メガネザル @Saru-Yama

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ