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素晴らしかったです。
FOからの野砲の座標指示、FCDの応答、信管の選択、試射、効力射、
自衛隊を思わせる隊の号令。
感情よりも脊髄反射に近い反応を示す、訓練された者特有の、戦闘中の無意識に近い思考。
ちょっと見るだけ、が全て読み終えてしまいました!
大変引き込まれました。
装備面も深い造詣を感じます。
12.7mmを持つが故に、その装甲は12.7mmに耐えうる規格とすべし。
自分と同格の砲弾に耐えるだけ装甲を纏うことが、一つの基準となる戦艦や戦車の設計思想を忠実に踏襲してるのでしょう。
日本の現状も非常に良く分かりました。その上で『そんな可能性も十二分にあったのだろう』と感じるリアリティある設定にぞわぞわしましたね……!
高価な戦艦、航空機の消耗を恐れた両軍が選んだ、泥沼の陸戦。その雌雄を決めるのは、砲撃でも戦車でもなく、一つ一つの建物を潰し合いながら血を流す『歩兵』
機関砲で引き裂かれた敵の骸が身体な張り付くほどの近接戦闘。
リアリティに過ぎる世界、堪能致しました。
中部より下だけの西日本で兵器自主開発出来るって事は大々的に武器輸出やってるんだろうなぁ、
とかやはり東側の呼び名は機動歩兵なんだろうかとか考えながら読んでました。
続き楽しみにしてます。