第6話
壊れた家。
僕たちの部屋が吹き飛ばされて騒然となっているマンション。
「どうしよう。これ」
僕はそんな状況を上から眺めながら途方に暮れる。
「……うん」
僕はポケットに入っているスマホを取り出し、アルファへと電話を送る。
「もしもし。家が吹き飛ばされちゃったんだけど」
アルファならなんとかしてくれるだろう。僕はアルファを信用してスマホに向かって口を開いた。
■■■■■
「「おぉー!!!」」
僕と陽向は共に歓声を上げ、新しい家の中を走り回る。
「ふへへ……素晴らしい。亜蓮、可愛い……」
壊れた家。
襲撃を受けて、ぶっ壊された家には住めないと判断したアルファは新しい家へと引っ越すことを決意し、なんとたった一時間で引っ越しが完了した。
引越し先は様々な高級家具や家電が置かれている億ションの最上階。
……アルファってば予め用意していたのでは?明らかに一時間で用意出来るようなものじゃないと思うけど。
まぁ、良いや。
「やっふー!」
「ほーい!」
僕と陽向は寝室のキングサイズのベッドにダイブする。
「ふかふかだー!」
僕はホテルのベッドよりもすごいふかふかのベッドに満足する。
「ふむ……布団もいいね」
ベッドの上に置かれている肌触りの良い布団が僕を包み込む。
「ふわぁー」
ふかふかのベッドに体を倒していた僕は睡魔に襲われる。
良し!寝よう。
「おやすみ」
睡眠を決意した僕は布団を被り、三秒で意識を落とした。
「はやッ!?」
「おやすみなさいませ。亜蓮様」
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