第三章
プロローグ
「はい。これでスタンピードを起こした元凶の討伐完了」
朱色に輝く刀は紅い狂気に身を包まれた犬っころを跡形もなく消し飛ばす。
「ふんふんふーん。これで僕のお仕事は終わりーっと。It'sパーフェクトー」
僕は気分良く鼻歌を歌いながら、朱色の刀を仕舞う。
これでなんか色々と動いていた組織は僕のわかる範囲で壊滅させたし、日本でスタンピードを起こした原因となっていた魔物は倒した。
これで全ての問題は無くなった。
「これからどうしようかなぁー」
僕はこれからの自分の身の振り方に悩みながらダンジョンを後にした。
■■■■■
孤独な少年は暗躍する。
全ての生命から忘れられてもなお……何事もなかったかのように。
人との関わり。最も人間として大切であろうそれを失っているのにも関わらず。
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