第5話 忘れないで…
あなたは
想い出してくれていますか
俺の名前を
俺の顔を
忘れたって……それは
嘘だと判っていても
咽が詰まり痛くて苦しくて
声が出せなかった
あなたが言うのならそうだと
納得するしかなかった
あれからどのくらい
あなたに逢えて無いんだろうか
それでも
記憶の片隅に
浮かべていてくれたら
泣きます
あなたが俺を
俺の存在を……
俺は女々しんですかね
あなたを片時も想わないではいられない
あなたの声を
あなたの瞳を
あなたの唇を
絡み合い
縺れ合い
上り詰め
共に果てた
あの時を
想い出してくれていますか
俺を
俺だけを想っていてくれますか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます