第13話 『ギルドスノープリンセス 残念勇者がやってきた』ちょびっと解説。

女神の管理する下界は広大で、10万個の銀河が集まる直径5億2000万光年の『ラニアケア超銀河団』が、ティナたち女神の守護範囲です。


この中には地球や、ケインの住むカモミールも含まれます。


ラニアケア超銀河団の中心には、グレートアトラクターと呼ばれる超重力場が存在します。


ここにあるのが『ラムタ世界』です。




今回の作品は、ラムタ世界の雪姫とカモミールの勇者ケインが、地球の危機を救う物語になります。








雪姫とケインの関係は?




雪姫はケプラスのダンジョン内で『穴』に飲まれ、地球へ帰還しています。


地球では、女神が魔法の解禁を行っていなかったため、魔法の使用は禁止されていました。魔法が使える雪姫は、地球に居ることができず、ラムタ世界に戻る日まで、勇者ケインの居る世界『カモミール』でお世話になることになりました。




当時の雪姫は、まだアブソリュートが使えず、圧倒的な力を有するケインのチームに、ただ驚くばかりでした。




この時に出会ったのが、勇者ケインと妻のアリスと娘のアリッサ。女王アイリスやレナ、セレス、ターナ、ハウル、マオ、閻魔大魔王。そして女神のティナとアルテミス。


半年ほど滞在し、戦闘訓練を受けた結果、雪姫はアブソリュートが使えるようになります。


雪姫は、大変お世話になったと感謝しています。




そして、この世界には『ギム』も来ていました。


穴の影響でギムには記憶はありませんが、ケインやアリス達はギムを知っています。




記憶の無いギムは、ケインたちの敵側に居ましたが、剣士としての誇りやプライドは忘れてはおらず、最終的にケインの仲間に加わり、世界を救う戦いに貢献しています。








ケインと地球は?




ケインの担当はティナですが、女神には早い者勝ちルールがあり、目を付けていた女神ディーバが、ティナの隙をついてケインの担当になってしまいました。


そのディーバが守護していたのが地球です。


地球に連れてこられたケインは「この世界を救いなさい」とディーバに言われ、仲間を集めるために街に出ますが、剣を持っていたケインは銃刀法違反容疑で逮捕。


以後人間不信になり、カモミールへ行くまで引き篭り生活をしていたのが日本です。


ケインにとって日本は思い出の地ではなく、嫌な思い出の地です。








女神とは?




天界の住人たちで、下界を守護することを使命とした、非営利守護団体。


『神の加護』と言う万能魔法を使い、下界民に奇跡を見せ信仰させます。


各世界には女神神殿があり、そこでのお布施や女神グッズの売り上げ、信者数などが成績になりランクが上がる仕組みになっています。


非営利ですが、結構お金にうるさい女神もいます。




女神は基本、国同士の争う『内戦』には関与しません。


女神が関与するのは『魔界』からの攻撃。魔王や魔物の対応です。


関与と言っても、よほど親切な女神じゃなければ、勇者を連れてきて、適当なスキルを与え「はい、頑張ってね」と放置することが殆どです。




女神は上下関係が非常に厳しいです。


ティナは余裕の天界ランク4位。最高意思決定機関の16評議会でも議長です。


実力者の家庭と言うこともあり、穏やかな性格です。






魔界とは?




悪魔から鬼など、無法者の集まりです。


最近では、魔界の大所帯の閻魔一族が下界侵攻を禁止したり、戦うことなく平和な世界を目指す部族も出てきました。


マオ財団は閻魔域にファストフードなどを出転しています。


が、まだまだ世界征服を企む連中が多く、魔王は名を上げようとケインたちに挑んでいます。


魔界も天界や下界同様に広大な広さがあるため、一定区間の外は未知の領域とされています。






マオとは?


勇者チームの中で1番穏やかな性格と常識を併せ持つ貴重な人材です。


勇者チームの運営費から、アリスの無茶な注文、ターナが投資で出した損失の穴埋めまで、笑顔で出してくれます。


マオ財団は、天界、下界、魔界に展開する、宇宙で1番大きな財団です。


『金で解決の』の時のマオは、勇者より頼りになります。


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