第10話:魔女っぽさ
リズ「ここには2人で住んでるの?」
ルイーズ「そうですね、少し前まではもう1人いましたけど」
リズ「もう1人?」
ネル「私の姉が・・・去年から旅に出てますが」
リズ「名前を聞いてもいいかな」
ネル「ノーラ」
リズ「写真はある?」
ルイーズ「確か・・・そこの壁に」
見るとネルに似た写真がはってある
ルイーズ「私よりも彼女の方が魔女っぽかったかもね・・・」
ネル「それは言えてる」
リズ「それは?」
ネル「少しだけ人と違う能力があったみたいですね」
リズ「・・・そうなんだ・・・?」
ネル「どうかしましたか?」
リズ「あなたの血も採取させてもらえないかな?」
ネル「は?」
まぁ・・・そうなるか、今までの話を説明する。
ネル「いいですけど・・・」
リズ「けど」
ネル「それをして、あなたはどうするんですか?」
リズ「犯罪の未然防止かな・・・」
ネル「そうですか」
リズ「お姉さんはどこに行ったかわかる?」
ネル「さぁ・・・崩壊した世界を見て回るっていって」
リズ「・・・そっか、ありがとう、そろそろ行きます」
ルイーズ「そう」
リズ「それじゃあ、また」
湖を見ながら車に戻る。
リズ「さて、ホテルに戻りましょうか」
グレイス「どうするんですか?」
リズ「どうもしない」
グレイス「そうですか」
リズ「あの2人は害はないからそのままでいいでしょう」
グレイス「そうですね、あの占いって」
リズ「・・・未来予測かな」
グレイス「あたりますかね」
リズ「・・・さぁ」
ネルのカードを見た反応が気になった
リズ「グレイス、占いのカードの画像は記録してる?」
グレイス「はい」
リズ「2人の顔とノーラの写真は記録した?」
グレイス「はい、見たものはすべて記録してあります」
リズ「後で見せて」
グレイス「はい」
便利なのかもしれないな・・・
ホテルに戻ってメールを確認する
次の仕事の依頼が1件入っていた。
報告は今日の夜でいいか
次は・・・隣の国か・・・グレイスは所有物扱いで国境を抜けれると思うけど
飛行機の席は2人分かな
ノーラの能力が気になるけど居場所がわからないなら探しようもないか・・・
ルイーズの能力はどこまでなのか・・・全く警戒していなかったというか・・・見透かされていたのだろうか?
ネルは何もできないと言っていたが、本当かどうか・・・
依頼人は魔法近いを集めて何をするつもりなのか・・・まぁ、そんなにすごい能力者に会えるとも思っていないけど・・・
ルイーズの占いは・・・信じないつもりだけど気にはなるか・・・
ノートパソコンで検索する
リズ「グレイスさっきのカードを教えてくれる?」
パソコンの画面をみながらカードの意味を確認する
・・・いいことはなさそうだ・・・というか不吉な内容じゃないかな・・・これ
グレイス「ルイーズは少し魔女っぽかったですね?」
リズ「・・・それは・・・黒いワンピースをきていたから?」
グレイス「ですかね」
リズ「今度会うときは帽子でもプレゼントする?」
グレイス「それはいい考えです」
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