編集済
企画に参加していただいて、ありがとうございます。
拝読させていただきました。
気になったところがあるので貼っておきます。
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彼は、今回彼女を見つけられたら
「もう少し手加減して下級生に優しい検体にならないと、お払い箱にされてしまうかもしれないよ。上級生は普通、校外実習でリアルな失踪ケースで研修を積むからね」
と忠告してやるつもりだが、なかなか見つからない。もうかなり奥まで潜っているというのに。
台詞で地の文を中断する場合は、下記のようにする方が一般的ではあります
彼は、今回彼女を見つけられたら「もう少し手加減して下級生に優しい検体にならないと、お払い箱にされてしまうかもしれないよ。上級生は普通、校外実習でリアルな失踪ケースで研修を積むからね」と忠告してやるつもりだが、なかなか見つからない。もうかなり奥まで潜っているというのに。
あるいは、「」を取ってしまって、地の文に合わせてしまうとか
さらに、目覚める見込みのない娘が、機械によって肺に送り込まれる空気と点滴による栄養投与によって生かされている娘が、ゆっくりと、だが確実に死んでいく姿を見るのは家族には何よりも辛かったであろう。
「娘が」は、どちらかひとつにしてもよいかと
「目覚める見込みがなく、」など
タイチは彼に手を振ってから
「終わりました、ありがとうございました」
と頭を下げた。
ここも改行の位置が気になります
壁に設置された大きな長方形の窓ガラスの向こう側に、タイチの捜索中に検体の血圧や脳波のモニタリングをしていた技師がこちらを見ていた。タイチは彼に手を振ってから
「向こう側に、」と「こちらを見ていた」が対応していないというか、かなり違和感があります
1.壁に設置された大きな長方形の窓ガラスの向こう側から、タイチの捜索中に検体の血圧や脳波のモニタリングをしていた技師がこちらを見ていた。タイチは彼に手を振ってから
2.壁に設置された大きな長方形の窓ガラスの向こう側に、タイチの捜索中に検体の血圧や脳波のモニタリングをしていた技師がいて、こちらを見ていた。タイチは彼に手を振ってから
3.壁に設置された大きな長方形の窓ガラスの向こう側には、タイチの捜索中に検体の血圧や脳波のモニタリングをしていた技師がいる。こちらを見ていた。タイチは彼に手を振ってから
文を分けてもよいかと
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こまかいところばかりですが、真剣に書かれていらっしゃるようにお見受けしましたので、あえて書かせていただきました。
このコメントは、削除していただいてかまいません。
作者からの返信
丁寧なコメントありがとうございます。
ご指摘の改行については、Webで発表する小説の形式について現在迷いが生じていることが原因です。いわゆる、空行や改行を多用する書き方を自分も何ヶ月かしてきたのですが、スカスカしすぎて自分の好みに合わないので元に戻すことにしました。
それでもまだ改行を多くして空白を多く生み出そうとする傾向は残っており、ご指摘の変なところで改行するような事態になっています。この作品は一応児童向けなのであまりぎちぎちにはしたくないのですが、ご指摘いただいた改行点は自分でもなんだか変だとは思っていたので、後で見直したいと思います。
「娘が」「娘が」と繰り返すところは、なんとなく、繰り返しによってドラマチックな効果を生みたかったのですが、同じ言葉(娘)を繰り返すのはイマイチと思えてきたので、ここも後ほど修正したいと思います。
>壁に設置された大きな長方形の窓ガラスの向こう側に、タイチの捜索中に検体の血圧や脳波のモニタリングをしていた技師がこちらを見ていた。
こちらの文に関しては、読み返してみたら確かに変だったので、1案を採用させていただきました。どうもありがとうございました。
企画主の七転び八起きです。
面白いと思います。
ただ行間がぎっしりで、読み辛いかなと。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ご指摘の点、ごもっともだと思いますが、行間を開ける、開けないで実は迷っておりまして。。
Web小説では、あまりギチギチなのは好まれないと思い、これまで行間を開けるやり方で書いてきたのですが、読み返してみると、やはり自分の好みには合わない……
この作品は、一応改行を多めにして空白を多くしているつもりなのですが、それでもぎっしりし過ぎな気がして、どうしたらいいのか迷い中です。。
彼女を捜して、細部に気を配りながら隅から隅、さらに奥の方まで潜り込む。への応援コメント
どうも。投稿ご苦労様です。
英語のタイトルは、敬遠されるのかもしれませんね。これがサリンジャーのライ麦畑のもじりと気付いている人はそれなりにいるとは――特に書いている人の中には――想いはしますが。
空白行ですが、あまり難しく考えることは無いと想います。読みづらい=目が疲れるということです。ただ書き手として、公募に出すということなどを考えれば、次の3点の対応かと想います。
1.改行の度に1行空ける。1行空ける場合は3行空ける。
2.1を採用しない場合、台詞の文で1行空ける。地と台詞、台詞と台詞の間で空けるということです。
3.これは1、2とは別ですが、短編であれ、話を短く区切る。例えば場面転換のところで。
あくまで、アドバイスということで。考慮されるか否かは春泥様にお任せします。
作者の好きにできるのが、投稿サイトの良いところでもありますので。
作者からの返信
こんばんは。コメントありがとうございます。
実は英語を片仮名にしただけのタイトルは自分も好きではなくて(翻訳者として怠けていると思います)、サリンジャーの小説もあまり好きではありません(笑)。若い頃に読んだきりなので今読めばまた違った感想を持つのかもしれませんが。
でも小説の内容は殆ど忘れても、タイトルの「キャッチャー」の説明の下りだけは覚えていて。あれはとても美しい場面です。私のこの短編(「気が滅入るショートショート集」の短編が最初ですが」)が生まれたのも、崖から転落しかかってる人を崖の手前でキャッチするキャッチャーのイメージからです。
自分はそのような美しい場面を描くのが照れくさくて虫捕り網など持たせてしまうのですが。
空白行は…入れるなら3のパターンかなあと思いますが…あとは、際立たせたい台詞の前後に空行とか…でもまだ踏ん切りがつかない状態です。そのうちまた気が変わってどんどん改行・空行するようになるかもしれませんが。