文体診断ロゴーン、オールA挑戦してみた!

kayako

オールA、成るか!? 果てなき挑戦!!

 

 皆さんは「文体診断ロゴーン」というサイトをご存じだろうか。

 入力した文章を解析し、文体の特徴を診断。その文章が、日本の名文のいずれに近いかを教えてくれるというものである。

 さらに、文章の読みやすさ・硬さ・表現力・個性の4点で評価までしてくれるという凄いサイトだ。


 文体診断ロゴーン http://logoon.org/

 (※httpsサイトではないのでその点はご注意ください)


 数年前、私も自分の作品(二次創作)で試してみたことがある。

 その時は散々苦労して、何とか評価オールAを掴み取ったものだ。

 オールAの文章は、個人的にはなんか奇妙で読みづらい文章になったものの、自分の文体を考え直す良いきっかけになったと思う。


 文中の読点のうち方を意識するようになったのも、ロゴーンを使ってからだった。

 ちなみに、それまで書いた文章を診断してみると

 読みやすさ・硬さがとにかく評価が悪いもの(C以下)が多かった。

 そして浅田次郎先生がいつでも私の味方。




 あれから数年。

 私はなろうやカクヨムでオリジナル小説を書き始め、評価ポイントの少なさに四苦八苦する毎日を送っている。

 何故だ。何故私のオリジナルは読まれない!? 二次でもそこまで読まれたわけじゃないけど!

 流行りものを書いていない、人目に触れていない、などのシステム的な問題はあるだろう。

 しかしそれ以前に、



『自分は、読まれやすいものを書いているのか?』



 これは書き手にとって、最大の課題だと思う。

 いくら流行りに乗っかろうとしたところで、人目につくよう投稿時間を工夫したところで、そもそも読みやすくなければ、評価は知れている。

 面白さは少し読み進まなければ分からない作品も多いが、文章の読みやすさ・読みづらさは1話で分かってしまう。

 読みづらい文章を書いていると、それだけで読者に逃げられる可能性も高いのではないか。



 でも、文章の読みやすさなんて、自分じゃよく分からない!

 自分にとっては自分の文章が一番読みやすいけど、他の人から見たらどうかなんて分からない!



 そんな書き手の苦悩を、少しでも解決してくれるのがこの『ロゴーン』だ。

 あくまで機械的にではあるが、客観的な視点で文章を診断してくれる。



 というわけで!

 早速、試してみた。

 まず素材にしたのは、自分の最新の連載。

『触手令嬢は、セーラー服美男子をめちゃめちゃにしたくてたまらない!』の第1話。


(該当作品はこちら⇒https://kakuyomu.jp/works/16816927862953733344/episodes/16816927862954102864



 結果:


 文章の読みやすさ:C

 文章の硬さ:B

 文章の表現力:A

 文章の個性:A



 ……選んだ文章・題材自体に若干問題があったかも知れない(普段使わない令嬢言葉での一人称視点だし)

 ちなみに、「解雇寸前だけど、推しに補佐されながら立ち直ります!」こと「かいおし!」第4章、「その2 急襲」の前半部分を診断してみると、文章の硬さだけがCで後は全部Aでした。後半の戦闘描写含めたら一気に落ちたけどw


(該当作品はこちら⇒https://kakuyomu.jp/works/16816700426379736654/episodes/16816700427631124782




 ただ、ここをもうちょっと読みやすくすれば、もっとPVは増えるかも知れない。

 得点詳細を見てみると、平均句読点間隔・名刺出現率・助詞出現率・ひらがな出現率が偏差値50未満。

 特に助詞出現率がかなり悪く、偏差値27。

 これを踏まえ、もう少し文章を変えてみた。

 目指せ、オールA!!



 変更を試みた部分は主に3点。

 ・長い文は短めにする

 ・意識して読点をつける

 ・ひらがなと漢字をバランスよく使う。難しい漢字はひらがなにする



 しかし結果は――

 読みやすさはAになったものの、文章の硬さがCになってしまった。

 何故だ。この変態うねうね文章のどこが硬いというのだ!?

 何度も何度もこの変態触手のモノローグを読み直すこっちの身にもなってみろ!


 いや。もしかしたら、元々のお嬢様言葉が悪いのか?

 お嬢様言葉で書いているから、硬いと判断されているのか!?

 ならば!!



 というわけで。

 ヒロインの触手令嬢から、お嬢様言葉を全てとっぱらってみた!

 その結果がこちら!!



 読みやすさ:A

 硬さ:D

 表現力:A

 個性:A



 硬 さ : D  文 章 が 硬 い


 なんでだぁあああぁああぁあああぁああぁぁああ!!??



 いや、よくよく読むと確かに、異常にヒロインの性格が硬くなってしまった気もする(違)



 この後すぐにお嬢様言葉に戻し、色々やってみたが――

 文章の硬さだけが、どうしてもAにならない。

 いかん。このままでは、ロゴーンでオールAを出した!というエッセイが書けない!!

 タイトル詐欺になってしまう。ピンチ!



 そこで。

 私はこっそり、他のかたの文章も参考にしてみることにした。

 例えば、なろうの総合ランキング上位に入っている方々の作品などである。

 すると――


 他で評価を落としていることはあっても、硬さAのものが結構多い。

 逆に文章が柔らかすぎて、Cになっているものもあったくらいだ。

 改行の量のせいかと思ったが、ロゴーンのシステム的に、改行は関係ない?らしい(句読点だけで文章の区切りを判断しているらしいので)


 個人的に、とても文章が柔らかいと思っている書き手のかたの作品でも試してみたが――

 なんと、オールAのものも複数出てきた。



 ただ。

 それらの柔らかい文章と、自分の文章との差が、いまいち分からない。

 試しに、なろう上位だった作品やオールAの作品と、得点詳細を比較してみると


 私の作品、助詞出現率が圧倒的に低いことが判明。

 柔らかいと診断された作品の助詞出現率の偏差値が40~55ぐらいあるのに対し、私の作品のそれはなんと27。

 ひ、低い! これは低い!!

 私の弱点はここだったか!!



 ちなみに助詞とは


 助詞:日本語においては、単語に付加し自立語同士の関係を表したり、対象を表したりする語句の総称。付属語。活用しない(wikipediaより引用)


 例:「花が咲く」の「が」

「海へ行く」の「へ」

「わかんないや」の「や」

「負けるもんか」の「もんか」

 などなど……



 って、普通に使ってるはずだが!?

 普通に使っているはずなのに何故、使ってないとか言われるんだ!?



 診断基準が昔と違っているのかも知れない。

 そう考えて、過去にオールAを取った自作品をもう一度改めて診断してみたが――

 結果はオールAで変わらず。基準は(多分)変わっていない。

 ただ、そのオールA作品においても、助詞出現率はかなり低かった(偏差値28)



 うーん……

 考えてみてもよく分からない。

 しかし、助詞出現率が低かったにも関わらず、過去オールAを取れたことを考えると!

 助詞出現率はこのままでも、オールAは行けるかも知れない!

 そこでとった最終手段がこれ!!



「わぁぁ!」などの感嘆詞、「ドシャァア!!」などの擬音を積極的に使ってみよう!

 要は、ひらがなやカタカナをどんどん増やしてみればいい!!(頭の悪い人間の典型)




 ということで、やってみた結果がこちら!!


(数字は偏差値です)

 平均文長:44

 平均句読点間隔:41

 特殊語出現率:78

 名詞出現率:31

 動詞出現率:51

 助詞出現率:9

 助動詞出現率:55

 ひらがな出現率:48

 カタカナ出現率:61

 異なり形態素比率:67



 そして見事、読みやすさ・硬さ・表現力・個性、オールA達成!!!

 助詞出現率がここまで低くなりながら、何故オールA行けたのか。コレガワカラナイ。



 実際の文章がどうなったか?

 この後に掲載させていただきます。

 完全にヤケになった痕跡がはっきり現れていると思いますw



 ともかく、ロゴーンで自分の文章を解析してみるのは、かなり良い文章の訓練になります。

 ご自分の文章にお悩みの皆様は、是非一度、試してみるのをオススメします。

 そして、参考にさせていただいた作者の皆様、ありがとうございました!



 ちなみにこのエッセイの文章、途中で診断してみたところ、読みやすさがE、硬さがDでした(他はA)

 めんどくさいのでオールAは目指しませんw


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