第3話 任務開始


2日間の休暇で蒼は実家へと帰省していた。


おそらく、オスカ第01部隊のみんなもそれぞれ家族、もしくは大切な人と時間を過ごしているだろう。


オンタリオ社の首都から鉄道で3時間。


北東に位置する第5級市街町ブリズメイ。


海が近いこの町に、蒼の実家がある。


「兄さん、ここのところ忙しいって言ってたけど、軍のお仕事は大変なの?」


蒼は妹の茜、そして母親と一緒に食事をしていた。


「まぁ大変といえば大変だが。そんなでも無いな。いつも通りだ」


「そうなの?ここのところあんまり帰ってこないからお母さんと心配してた。兄さんはあんまり表に出さないから」


「蒼、むかしっからあんたはすぐ無理するからねぇ。早く嫁さんでも見つけて安定しなさいよー」


「軍の仕事は市民を守ることだからな。それなりに色々あるんだよ」


蒼は母親のいつもの口癖にまた少しうんざり気味だった。


「兄さん前は付き合ってた人いたのにね。あの人良い人だったのに。勿体無い」


「アンタは割とモテるのにそういうのに無頓着だからねぇ」


「俺は機械か何かか」


「アハハハ」


食卓には海産料理がふんだんに並べられ、蒼は静かに実家の料理を味わっていた。


外からは漁港の汽笛が聞こえ、開け放たれた窓から優しい風が流れてくる。


結婚の話になるとどうも居心地が悪くなり、ついテーブル下に目を伏せる。


この家に家族が住むようになってから10年以上が経つ。


宗方家の生家は、例の火事で焼失してしまった。


「父さんもそんな感じだったわ。あの人の頭の中、いつも狩りのことばっかり」


「お父さんもおじいちゃんもいつも狩りに行ってたもんね。銃の手入ればかりしてた」


「そう。毎日いろんな動物を狩猟して持ってきてね…野生児よ、野生児」


「そういえば鹿の肉、私も食べたな!」


「あの人たちの狩り、すごかったぞ。仕留められない獲物なんて無かった」


「おじいちゃんなんて急にお腹すいたとか言って、その場で空の大鷹を撃ち抜いて捌いてたわよ。あの時はゾッとしたわ」


「な、なんかもういろんな伝説が出てくるね……引くわ…」


「不思議な人だったな」


だから蒼には信じられなかった。


彼らが返り討ちにあってしまう程の化物がいたことが。


宗方家は、主に狩猟で生計を立てていた家系だった。


祖父である兵吉(へいきち)は、地元では稀代の名猟手と言われていた。


父の星司(せいじ)はその後継者だった。


宗方家が仕留めた企業指定害獣は、多い時では年間で500を超えた。


これは、普通の猟手が仕留める5倍以上にも及ぶ数である。


しかし今から10年前、両名共ある獣害事件で命を落としてしまった。


宗方家は、現在蒼と母陽子でなんとか生計を立てている。


「ごめん兄さん、棚の上からお塩とってもらえる?」


「……ん、ほら」


「ありがとー」


車椅子に乗る茜には膝から下の両足が無い。


妹は普段通りを装っているが、火傷の進行は1年前から少しずつ体を蝕んでいる。


なぜ今になってそんなことが起きるのか。


蒼はそんなことばかりを、つい最近まで毎日考えていた。


しかし今は違う。


蒼の胸の内には希望が灯っていた。


微かな光だが、やっと見つけた光だった。


「やっぱり実家の味はすごい落ち着くな」


「あら蒼、いつでも帰ってきていいのよ。そうよねぇ茜?」


「そのうち考えとくよ」


「無理せずいつでも帰ってきていらっしゃい」


「あぁ。分かってるよ」


蒼は母と妹に、次の任務が危険であると話すことはできなかった。


変に心配をさせたくない、という気持ちがあった。


それと、自分の覚悟が薄れてしまうかもしれないと思ったからだ。



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煉獄。


それはまさに、蒼にとって地獄そのものだった。


闇夜の町の全てが赤い炎で染まっている。


季節はもう冬で、今日も朝からずっと雪が降っているのにそれは異質な光景だった。


町には逃げ惑う住人で溢れかえり、大混乱が起きている。


数多の家屋が灼け崩れ、まるで夕暮れの日差しのように揚々と空が紅く燃えている。


雪が降っているはずなのに火災の熱で汗を流し、吸い込む空気は肺を焦がしそうだ。


祖父はすでに、クリーチャーの攻撃によって息絶えていた。


あちこちに落雷の跡があり、火災は街中にどんどん広がっていた。


父は一人で対峙し、猟銃を構えている。


「蒼、なんできた!ダメだここから離れろ!」


「父さんダメだ、逃げよう。あんなの敵いっこない」


「俺たちがこいつらをなんとかしないと、街の人が危ないんだ」


雷の化物は長い角を持っていた。


全身が帯電していて、体毛が逆立ち、目が爛々と輝いている。


今まで見たことのない、全く得体の知れないクリーチャーだった。


魔性、それとも魅了か。


蒼はその視線に釘付けになった。


「蒼危ない!!」


気づいた時には蒼は地面に倒れていた。


蒼を庇った星司の背中は黒炭と化していた。


自分に覆い被さり、落雷から守ってくれた父は眼前ですでに絶命していた。


目が虚になり、最後の言葉さえも言えず。


亡き父の向こう側から、ゆっくりと化物が歩いてくる。


死ぬ。


自分はここで死ぬ。





目が覚める。


胸が焼けるように熱い。


蒼は無意識に掻き毟っていた自身の胸を見た。


幼い頃、化物から受けた傷だ。


皮膚が爛れて、生々しい火傷の痕が見える。


見た目にはこれといった異変はなかった。


ただ、今まで感じたことのないような熱さを、傷跡から感じる。


全身を焼き尽くすような幻覚が収まるまで、かなり時間がかかった。


時計を見ると深夜3:00を回っていた。


「またあの夢か...」


明日、神獣との戦いへ赴くためか、今日は夢の景色がずっと頭に残っている。


落ち着け。夢だ。ただの夢だ。


蒼はいつものように自分にそう言い聞かせた。



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休暇はあっという間に終了し、任務の日がやってきた。


オンタリオ社陸軍正門に集合したオスカ第01部隊はヘリコプターに搭乗した。


ヘリは、今の社会となっては貴重な化石燃料を用いて動いている。


大戦後の条約によって、全世界で厳しいルールが設けられた。


それは、化石燃料を大きく制限するというもの。


世界全体で化石燃料の枯渇危機が深刻になったのは10年以上前。


元々、大戦が勃発したのはエネルギー不足問題が原因だった。


その時から、化石燃料を使用するあらゆる機械が制限された。


オンタリオの首都から、ヘリで北東へ揺られること3時間。


朝の爽やかな風は、少しずつ湿り気を帯びた。


任務地となるマウンテン諸島周辺に、オスカ部隊の隊員たちは到着しつつあった。


大戦から8年が経った現在でさえ、各地の爪痕はまだ残っているものがある。


オスカ第01部隊を束ねる蒼は、荒れた大地を細目で眺めていた。


今年で齢28となる蒼は、大戦中の頃をかすかに思い出す。


家屋もなければ灰すら残らない無限の戦火が、脳裏にいまだに焼きついていた。





「後藤准尉、復帰早々に呼び戻してすまんな。かなり危険な任務になるが」


「問題ありません。今回の場所は、雨が多いのが少し厄介な場所ですね」


「え…そんなに危険な場所なんですか?」


「森林で覆われた島々ね。神獣は高山の頂上に生息しているらしいわ」


「はわー。山かー。だから寒冷地仕様の装備とかも用意されてるのかぁ」


「山岳での戦闘は久しぶりだな」


蒼は静かに相槌を打った。





長い移動が終わり、ようやくヘリは高度を下げた。


「やっと着いたカー。座わりすぎて尻が限界だったぜ」


「島と言っても、かなり広大ですね...思っていた以上に視界が悪い」


後藤はヘリの下界に深々と広がる、樹林帯に危惧をあらわにした。


マウンテン諸島は7つの島々で構成されており、周りを海で囲まれている。


中央には最も大きい本島があり、それが今回の任務地に当たる場所だった。


島全体は森で覆われており、島中央部分は山々がたくさん隆起している。


森の中に急な岩壁が現れたり、大雨が突然降ることも多々ある。


環境としては不安定で戦いにくい場所だなと蒼は思っていた。


大型のクリーチャー討伐の場合だと遮蔽物が多いのは助かるのだが、視界が悪かったり、環境に慣れずに本来の能力を兵士が発揮できないことは多い。


今回の任務はやはり難しい。


できるだけ敵の情報を集めた上で、確実に仕留める。


やはりそれが今回最も必要とされる戦い方だと蒼は思った。





オスカ第01部隊は神獣討伐の拠点となるキャンプ地へと着いた。


本島の山の麓にある小さな村にオンタリオ本土陸軍部隊、ヘルメス旅団の計200名近い大規模な野営キャンプが築かれていた。


村の損壊が酷い。


蒼は到着してすぐに、村の惨状と村人たちの疲弊した有様を目の当たりにした。


損壊した家屋は、すでに陸軍の工兵たちが修復作業を始めている。


神獣が荒らした形跡と思われた。


村人たちも火傷や裂傷、倒壊による怪我をしたものが多く、軍はその対応に追われている。


「ようこそ本陣へ。オスカ第01部隊。待っていた」


キャンプ地の本陣へと着いた蒼たちに、小野田副長補佐が出迎えた。


小野田副長補佐はいかにも司令官と分かる荘厳な軍服を纏い、本陣で仁王立ちしている。


オンタリオ本土陸軍将校たちに囲まれ、テーブル前で蒼たちは並んで敬礼した。


「オスカ第01部隊、ただいま着任致しました」


「見ての通り、状況は良くない。島の住民に被害が出ており、救護班による対応を行なっている。我々は迅速にかつ確実に神獣を討伐しなければならない」


小野田副長補佐は振り返り、窓から遠くの山々を見た。


「現在、オスカ第02、03部隊と陸軍第1師団が偵察を行なっている。オスカ第01部隊はそこへ合流してほしい。神獣が生息する本山周辺では取り巻きと思われるクリーチャーが多く確認されている。奴らの戦力を削ぐためにも、会敵した場合は戦闘および発砲を許可する。駆除して構わない。また、今回は-----」


傍に立っていた、ゴーグルをかけた長身の男を小野田副長補佐は紹介した。


「ヘルメス旅団の協力を得ている。彼ら、そして陸軍と同行し、案内に従って島周辺の地形・環境を把握してくれ。彼は旅団長の影村氏だ」


「影村だ。よろしく頼むよ」


「オスカ第01部隊長の宗方です。よろしくお願いします」


「来てもらって早々すまないが、直ちに指定の合流ポイントへと向かってくれ。合流後は私の指示を待て。補足情報は追って伝える。以上。状況を開始せよ」


「「「「はっ!!!」」」」





小野田副長補佐の口早な説明が終わった。


オスカ第01舞台は、ヘルメス旅団と陸軍小隊計30名近い人数で指定合流ポイントへと向かった。


島内の移動は、フロートと呼ばれる乗り物で浮遊移動をして進軍した。


障害物があっても地面1m上を浮遊しながら進むフロートは、外観は2輪駆動バイクのような見た目をしている。


最大積載量1000kgあり、オスカ部隊員全員と、さらに様々な装備も搭載できた。


移動中、蒼たちはヘルメス旅団長である影村から島の地形説明を受けた。


「ここら辺はな、山と森が多いが、比較的水場も多い。何かあった時は川を見つけて川沿いを基点にして動け。水場は視界がひらけて割と安全だ。迷った時もまずは水辺だ」


「はーー、団長さんはこの島のことなんでも知ってるんですねぇー」


「俺たち旅団は、ここら辺のオンタリオとミシガン企業境あたりを狩場にしてんだ。海も山も庭みたいなもんだ」


「こりゃー頼りになりますナ。ありがたいねェ」


「ふっ。まぁなんでも聞いてくれや」


話し方はガサツな印象はあるが、比較的オスカ部隊は信用されているようだった。


話している傍らで、橘が怪訝そうな顔をしているが蒼はそれに気づかなかった。



蒼たちは合流ポイントへ到着した。


ちょうど本島の山の頂上と麓との中間地点にある場所だ。


休息のための仮設宿舎や、遠くを見渡せる急造の監視塔などが配置されている。


しかし、オスカ第02,03部隊の姿はまだそこには無かった。


まだ偵察から戻って来ていないようであり、戻ってくるまで待機となった。





「南東約1kmの地点にて、虎型Cクラスと会敵!数は5!」


合流ポイントの基地で待機していると、陸軍の斥候から号令が入った。


「おいでなすったナ」


「まずは敵を知りたいところですね、隊長」


「うむ」


蒼は橘と陸軍部隊長で話し合い、Cクラスクリーチャー掃討を決めた。


中継基地周囲の安全確保、敵の情報収集、敵戦力の削減。やるべきことは明白だ。


疾風の如くオスカ部隊が先行し、現場へと到着した。




オスカ部隊は後藤のいう通り、敵と、今回の戦いを知る必要があった。


蒼は茂みの中から敵を確認した。


およそ100m先の平原に、虎型のクリーチャーが5頭群がっているのが見えた。


体長は2m近く。顎門から炎が漏れている。


つまり、エリクシル内蔵型だ。






「総員、安全装置を解除。羽瀬倉、頼む」


「はーい」


羽瀬倉の狙撃は、見事にクリーチャーへ命中し、目から頭を貫通した。


先頭1頭が倒れると同時にオスカ部隊を見つけたクリーチャーたちは、蒼たちへ突進してくる。


「撃て!!」


蒼の合図とともに、オスカ全隊員の一斉射撃を正面から受けるクリーチャーたち。


蒼、橘、藤村は銃剣と槍銃によるセミオート射撃。


エルンストと羽瀬倉は、アサルトライフルのフルオート射撃。


2頭が雨のような銃弾で倒れたが、残り2頭はそれを掻い潜ってオスカ部隊へと肉薄してきた。


「総員、抜刀。エリクシルの使用を許可する。予定通りA-N-2陣形で数を減らす」


後藤と橘が前に出て、唸るクリーチャーの突進を盾で受け止めた。


自分よりも大きい獣相手に、橘はうまくFOS(-Film of shock-防衝撃膜)の特性を利用し、衝撃を殺してその場に抑え込んでいる。


兵士が近接戦を行うことができるのは、このFOSという防御装置があるためだ。


人間の身体をあらゆる衝撃から守るこのFOSは、斬撃・銃弾・打撃などを90%以下の威力にまで抑える。


そのため、殺傷能力の高い獣に対しても人間が接近して対処できる。


分厚いクリーチャーの皮膚を貫くためには、近づいて攻撃をする必要がある。


蒼と藤村は敵の攻撃を止めている二人の盾の両翼から、長い刃で敵の体を貫いた。


その時。


蒼は銃剣の鍔元にあるトリガーを引いた。


体を貫いた刃が発光し、紫電のプラズマが発生する。


「バチィィイ!!!!!!」


敵の体内で爆発が起こり、強烈な電撃で周囲は肉の焦げる空気に包まれた。


蒼の兵装「ベルゼラード」に搭載された雷エリクシルが、100万ボルトの電圧を一気に解放した威力だ。


悲鳴をあげる間も無く、輝いた凶刃は敵を焼き殺した。


同時に別の異常がもう1頭のクリーチャーにも起こっていた。


藤村の刺した長槍の刃を基点として、虎クリーチャーの肉体が骨まで蒸発している。


藤村の長槍「アシッドマン」による超酸エリクシル攻撃だ。


「ギャア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”アァ!!!!!」


「オウオウ、真正面で向かってくるからこうなるんよ。かわいそうに」


「ホント、藤村軍曹の槍が一番怖いです。アタシ」


「後藤准尉、右よ!」


藤村を襲う寸前のところで、後藤の大盾に敵の牙が阻まれた。


「6頭目?敵は5頭じゃねェのか!?」


「戦場で気を緩めるな。エルンスト、状況説明を」


予想外の敵の奇襲に部隊に動揺が走った。


蒼、後藤、橘は陣形を整え、盾を構えて周囲の警戒に集中した。


平原を囲む森の中から、不気味な唸り声が聞こえてくる。


「ドウヤラ、陸軍の偵察隊は熱源レーダーのみで索敵を行なったようですネ。振動レーダーでは周囲200m圏内に18頭のCクラスクリーチャーを確認シマシタ」


「おいおいそんなにいんのカヨ。もっと早く言ってくれや」


「申し訳アリマセン、索敵に時間がかかりました」


「もうすぐ援軍が到着します。隊長、一度退いて合流しましょう」


「...そうも行かなくなったようだぞ」


蒼の視線の先、オスカ部隊が進んできた道にはすでに7頭以上のクリーチャーで埋め尽くされていた。


退路が完全に絶たれている。


「流石にこれでは、下がれませんね」


「コレ、やばくないですか?ど、どうしましょう」


「周辺一帯を囲まれてマス」


突破するか、耐え凌ぐか、違う道を探すか。


蒼は考えた末、判断を下した。


「森側の、囲いの薄い部分を1点突破する」


「で、ですが隊長。この森の中を抜けるのですか?視界の悪い場所へ行くのは危険では」


「ここにいても活路は見出せない。後続部隊も到着にまだ時間がかかる。突破して立て直す」


「連携が取りづらくなります。森の中で囲まれる可能性もあります。防御陣形に徹して後続部隊を待ち合流すれば、確実です。すぐ後方まで来ています」


「危険だ。敵に詰め寄られる分だけ反撃ができなくなる。確実ではない」


「エルンストFOA最大出力の防御壁であれば10分は持ちます。後藤と私の盾もあります。内部からの銃撃で数も減らせます」


「ダメだ。突破口を開く。エルンスト、後続と合流できる突破ルートを割り出せ」


「隊長!」


隊長と副隊長の方針が割れた。


藤村と羽瀬倉はまたやってるよ、という気持ちで二人の議論に呆れている。


敵はオスカ部隊の100m圏内にまで近づいてきた。時間のなさが部隊の焦燥を煽る。


「隊長、私から1つ提案があります」


そこで口論する二人の間に、すっと手をあげて後藤が間に入った。




































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