29.聖女、舞う(前)
この小さな体は、とにかく不便だ。
碌に仕事ができないどころか、お手伝いすらままならないし、体力がなくて、すぐに疲れて眠たくなってしまうし、少々動かしにくい。
そして見た目がまるで子供ということも大問題だ。
実は自分で判断して、しっかりと戦えるのだが、完全なる庇護対象として扱われてしまう。
「アーシャちゃん!!」
私も戦うと張り切った次の瞬間に、アーシャはしっかり回収されて建物内に入れられていた。
大丈夫ですと伝えたいのだが、悲しいことにアーシャには神の国の言葉が使えない。
態度でそこに残ると伝える事もできたのだが、そうするとゴネている間に時間を食って、他の子供達の避難に差し支えてしまう。
そこでアーシャが選んだのは、素直に避難すると見せかけて、こそっと群れから離れ、ほとぼりが冷めてから外に出るという手段だった。
(ふふふ、言葉もわからない、常識もわからない、実質赤ちゃんみたいなもんですけど、知恵という武器が私にはあるのですよ!)
アーシャは誰にも自慢できないので、一人鼻高々としつつ、途中の柱の後ろに隠れた。
これならば皆の避難を妨げないし、自由に行動できる。
(でも神の国って本当にすごい所だわ)
敵襲があった時は我先に逃げて、小さな子供が雑踏に踏みつけられ……という事は別に珍しい事ではない。
家財を持って逃げるために、無理やり馬車を走らせ周りの者を踏みつけ轢き殺す者も普通にいる。
逃げるついでに、略奪を働く不届き者も、少ないとは言い難い。
しかし、ここでは一斉に大人たちが子供を導き、子供同士でも大きい子が小さい子の手を引いて逃げるという、まるで訓練されているような動きを見せる。
皆、怯えて逃げているのに、誰かを押したりする事すらない。
不安の声や泣き声はチラホラ聞こえるが、大騒ぎすることもなく、当たり前のように助け合いながら、大きな乱れもなく、奥の部屋へと逃げ込む。
柱の影で皆をやり過ごしながら、統率の取れた動きに、アーシャは感心してしまう。
皆の避難が終わったのか、建物入り口の硝子の扉を次々に女性が閉め始めたのを見て、アーシャは足音を立てないように気をつけながら、そっとその背後から外に走り出る。
「!!」
外に出てすぐ目にしたのは、決死の構えで結界を張る老女神だ。
ユズルが瘴気を纏った者たちが結界内に近づかないように戦ってくれているが、老女神は既に四つん這いになり、倒れる寸前の状態で、これは長く保たない。
瘴気が触れるたびに結界が薄まって行くのを感じる。
アーシャは人目を避けながら巨木の根元へと走る。
最早、周りの神気が乏しいとか、更なる深層から神気が汲み上げるのが大変とか言っている場合ではない。
ここで神気を勧請する。
老女神が神気に支えられた巨木の神だというなら、ここに神気を集めることで、彼女を永らえる事もできるだろう。
深く呼吸してから、アーシャは神具である錫杖を構える。
やるしかない。
(魔を退け、浄化する光よ)
アーシャは目を閉じて、自分の中に浮き上がる円陣を感じる。
地面には神気の気配が殆どしないが、それでも微かな残滓を足で辿る。
舞い上がらせるように錫杖を振ると、周囲から足に向かって力が集まってくるのを感じる。
細々とそれらを体の中に取り込んでいくが、練り上げられるほどの量には程遠い。
ただでさえ少ない神気を巨木と分け合っている状態なのも、神気が集まらない原因だろう。
弱々しい神気を、錫杖で振って体の中を循環させ、細々と足から入ってくる神気と合わせていく。
(まずい……織り上げている場合じゃない……)
本当はある程度の強さにまでに体の中で織り上げた神気を円陣に送り込み、更に練り上げて行くのだが、老女神が作った結界が軋み始めている。
時間をかければかけるほど、結界が壊されてしまう。
アーシャは大地から取り込んだ神気を、そのまま放出し始める。
息を吸い込み、高々と張り上げた声に乗せて、結界周囲の浄化を開始する。
(これは……一体……)
しかし完全に織り上がっていない、中途半端な神気はあまりにも弱いせいだろうか、薄い瘴気は少しづつ消えていくのに、濃い瘴気は全く浄化の兆しが見えない。
濃い瘴気の塊は、声にならない、まるで叫び声が幾重にも重なったような音を発しながら、瘴気が老女神の結界に食い込んでくる。
(この……流れ込んでくる感情は一体……?)
瘴気が発するのは音だけでなく、送り込んだ神気を介して、感情らしきものをアーシャに向けて放ってくる。
恐怖。
苦痛。
悲哀。
飢渇。
そして途方もない怒り。
言語ではない、ひりつく様に生々しい感情がアーシャに襲いかかってくる。
(いつかの漆黒と同じで、意思があるんだ。でも……これは全然喋らない。感情だけだ)
ただただ荒々しい感情がこちらに食らいついてくるだけなので、あの時のように語りかけることはできない。
アーシャ自身の感情であるかのように、恐怖や苦痛を感じ、それを感じることに対する八つ当たりのような怒りが湧き上がり、息が苦しい。
『あぁ!!』
努力虚しく、浄化は間に合わず、まるで幾重にも重なった鳴き声のような音と共に、老女神の結界が壊されてしまう。
「お婆しゃま!しゃがって!」
ヨロヨロと起き上がり、再び何かしようとしている老女神にそう言って、アーシャは更に集中する。
(もっと、もっと、深く広くから神気をかき集めなくては)
更に神経を研ぎ澄ますと、右手に持った錫杖がほんのり暖かくなるような気がする。
シャンと鳴らすと自分の力が及ぶ範囲が広くなるのがわかる。
(光よ………来い!!)
強い意思を持って、周辺にわずかに残った神気に号令をかける様にして集め、大地の奥の方にある神気を引き寄せる。
神気を引き寄せ、汲み上げたら、その分をそのまま舞い上がらせ、瘴気へと送る。
まるで水を汲み上げる
錫杖を大地から神気を汲み上げるように振るうと、錫杖についた輪がシャランシャランと鳴り、その音がこちらに食らいついてくる感情の波からアーシャを守ってくれる。
直接自分の感情を乱される感覚がなくなると、更に深く集中し、集める神気の量が増える。
(あの剥き出しの感情……もしかしてあの漆黒は言葉を持たないのでは……?)
そして噛みついてくる感情の波が柔らかくなると、冷静に考える余裕が生まれ、一つの回答が頭をよぎる。
『日の目を見ることもできずに、親から殺された子供らが苗床にされて………意味もわからぬ苦痛の中で救いを求めて暴走しておる』
老女神が言った、その子供達こそが漆黒と呼んでも良いほど濃い瘴気の正体なのではなかろうか。
そうならば言葉を持たない事にも、自分に降りかかる恐ろしい不条理を、誰に対して発散すれば良いかもわからず、周囲に怒りを撒き散らす様子にも納得がいく。
(何とかして助けないと)
言葉を得る前に生を奪われる悲劇に見舞われ、その後も苦痛に支配されていると言うなら、何とかして解放してやりたい。
(無理やり消すのではなく、安らぎの内に眠って欲しい)
アーシャは願いを込めて歌う。
力を込めて神気をかき集め、汲み上げ、瘴気の塊に浄化の力を込めて送る。
「………っ」
しかしその塊には一切の浄化が通用しない。
まるで何か硬い鋼の鎖にガッチリと繋がれているようだ。
じっとりと額に汗が滲み、髪が張り付く感覚がする。
引き寄せても、汲み上げても乏しい神気。
浄化の力を受けつけぬほど堅固に悲しい魂を縛りつける鎖。
繋がれ、苦しめられ、呪いのように怒りを吐き散らし、周りを攻撃し続ける濃い瘴気。
突破口が見つからない。
(やっぱり神気を練ったほうが良いのかも……)
時間はかかるが、そうすれば威力は上がるはずだ。
しかしのんびりとやっていてはユズルたちが危ない。
迷ったアーシャは閉じていた目を開き、ユズルたちの状態を自分の目で確認する。
「…………っ!!」
そして鋭く息を呑んだ。
ユズルたちが対峙していた女性から生えた、真っ黒な瘴気の塊が、鎌首をもたげたかと思うと、ミネコセンセイに向かって噛み付くようにしながら絡みついたのだ。
そして噛みついた所から、彼女の中に入り込もうとしている。
(取り込まれてしまう!!)
悠長に力を練っている場合ではない。
アーシャが焦って走り出そうとした瞬間、
「くそが!」
ユズルが雄叫びを上げながら神気を放ち、ミネコセンセイに入り込もうとしていた影を叩き落とした。
切り離された影は、途端に寒さに震え、苦痛の音を撒き散らす。
寒い。
寒い。
温かい場所に戻りたい。
言葉にはなっていないが、そんなふうに言っているような気がする。
アーシャは錫杖を振って、神気を大地の中から引き寄せる。
そして高らかに声で舞い上げ、それで叩き落とされた影を包む。
人ならざる物を抱きしめることはできない。
瘴気に手で触れるのは自殺行為だからだ。
自分の手で温めることができないならば、せめて、全ての生命を育む、この大地の力で包んであげたかった。
全体を神気に包まれた影は、暫し震えていたが、送り込む神気が増えるに従って、次第に安らぎ、あれ程吐き散らしていた怨嗟の感情が薄まる。
苦痛や寒さを吐き散らす怒りの感情が薄まり、あっという間に、暖かさに微睡むように丸くなる。
(……良い子……)
アーシャは赤ちゃんなんて抱っこしたことはない。
しかし、ぐずって泣いていた子が母親の手に抱かれて、満足そうに微睡始める姿は見たことがある。
とても温かい光景だった。
その無邪気に眠る姿が、何故か目の前の真っ黒な塊に重なり、何故だか泣きたい気分になってしまう。
ゆっくりと彼らの気配が薄くなる。
このまま安らかなる眠りについて欲しい。
「!?」
そうアーシャは願ったが、再びあの鎖のような濃い瘴気の気配が、安らぎに包まれつつあった小さな漆黒に絡みつく。
「くっ!!」
見れば先程の女性が、安堵の眠りにつきつつあった彼らに近づいて行っている。
(お腹……あの人のお腹に何かある?)
彼女の腹の辺りから、忌まわしい気配の瘴気が伸び、今まさに浄化しかけていた存在を取り込んでいく。
(止めて!近づかないで!!)
アーシャは苦しむ小さな漆黒に更なる神気を送って守ろうとするが、敢えなく彼らは鎖に捉えられてしまう。
「あぁっ!!」
断末魔のような苦痛の感情と共に、彼らは元の塊に完全に取り込まれて、アーシャは小さく悲鳴を上げてしまった。
せっかくあんなに幸せそうに微睡んでいたのに。
また冷たい鎖に捉えられてしまった。
(……許さない……)
アーシャは取り込んでしまった女性を、否、彼女の体にも根を広げる、冷たい瘴気の鎖を睨み付ける。
(神気がダメなら………直接ぶっ飛ばしてやる!!)
折好く、シノザキがどこからともなく現れ、女性を取り押さえてくれているから、神気を練り上げる時間が出来た。
(安らかな眠りを邪魔するなんて、絶対、絶対、許さないんだから!!)
アーシャは力強く錫杖を構える。
(破魔の光よ!)
浄化ではなく、打ち砕くための力を念じる。
本来は魔物とやり合うための方法だが、あの鎖をぶち壊すにはちょうど良いだろう。
鳴り響く錫杖は、アーシャが生前に使っていた物ではないが、既に手に馴染み始めた。
自分と密に繋がり、体の一部のように強力な力を感じることができる。
大地から引き寄せた神気を取り込み、舞い踊るように全身を動かし、体の中で織り上げ、その力を全て錫杖に込めていく。
「!?」
その最中、アーシャは息を呑んだ。
(何……この禍々しい気配は)
肌を粟立てる悍ましい気配が突然近づいて来たのだ。
あまりの気配に集中を切らし、目を開けたアーシャの目に映ったのは、無数のうねる黒い蛇のような瘴気に、ほぼ全身を覆われた人間だ。
最早瘴気に覆われ過ぎていて、その姿が見えないが、形で人間だろうと予測できる。
その禍々しさも、黒さも、濃さも、シノザキが取り押さえている女性の比ではない。
(あれが……本体だ……)
アーシャの背中に冷たい汗が吹き出す。
その人物の腹の辺りから、全方向に真っ黒な力が伸び、絡みついている。
シノザキが押さえている女性に向かっても、その黒い鎖は伸びて、繋がっている。
(もう一本……?)
その女性以外にも、もう一本伸びている細い鎖があるので、その先を視線で追い、
「みにぇこしぇんしぇい!!」
アーシャは悲鳴を上げた。
真っ黒な鎖に取り憑かれ、ミネコセンセイが地面に蹲り、苦しんでいる。
アーシャは迷うように錫杖を見る。
まだまだ十分に力が練れたとは言い難い。
しかしあの細い鎖程度なら切れるかもしれない。
(でも決定打には、ならない)
今すぐ突っ込むか、更に力を練るか、アーシャは一瞬迷う。
その間に、真っ黒な人間を押さえ込もうと、揃いの服を着た官兵らしき男たちが走り寄ってくる。
「ダメっ!!」
神気で己を守ることができない人間が、あんな物に触れたら、命が危うい。
アーシャは走り出したが、全く間に合わない。
男たちは次々と真っ黒な鎖に貫かれ、飛ばされていく。
「ゆずぅ!!」
そしてアーシャは悲鳴のように、その名を呼ぶ。
動き出した人型の漆黒とミネコセンセイの間にユズルが立ち塞がったのだ。
ユズルは先程のやり取りで大きく神気が削れてしまっている。
とても戦える状態じゃない。
呼び声にユズルが驚いた顔でこちらを見る。
アーシャの呼び声に反応したのは、ユズルだけではなかった。
「あぁぁあああぁぁぁあああ」
漆黒な人間が振り向き、声を上げた。
気のせいかもしれないが、その声は歓喜の雄叫びに聞こえた。
官兵たちを刺していた黒い鎖が戻ってきて、しなりながらアーシャへと伸びる。
「とあっ!」
アーシャはその鎖を避けながら、一番濃い漆黒の部分に力を溜めた錫杖を叩き込む。
「あぁぁあがああぁぁぁああがあぁぁぁ!!!」
確かな手応えはあったが、そこにある『何か』は壊せなかった。
(やっぱり足りなかったか!!)
アーシャは唇を噛みながら自分に向かって来た黒い鎖を、錫杖で打ち払う。
(こいつ……瘴気のくせに、実体を持っている!?)
その手応えは何か柔らかい肉を叩いたような感触だった。
(なら、ぶっ叩き続ければ壊せるかも!?)
そう思うが、現実は上手くいかない。
この小さい体のせいだ。
全く鍛えられていない、貧弱な体は、アーシャが思うように動かない。
小さな錫杖を振っただけで、その重さに引っ張られてしまう。
「クソチビ!!」
再び眼前に迫った黒い鎖と、体勢を崩したアーシャの間にユズルが飛び込んでくる。
「ゆずぅ!!」
彼の肩口を黒い鎖が削る。
小さな呻き声を上げながら、ユズルはアーシャを抱きしめて、転がって回避する。
「うがあぁぁああああ!」
ユズルの妨害に怒ったような雄叫びが上がり、全ての鎖がユズルに向かう。
「ゆずぅ!!」
アーシャを庇うように、ユズルが丸くなる。
彼にはもう、自分の身を守れる程の神気が残っていない。
抱きしめられて身動きが取れないせいで、アーシャも彼を守ることもできない。
「ゆずぅぅっ!!」
アーシャにできることと言ったら、今すぐ離して戦わせてくれとユズルの胸を叩いて伝えるくらいだ。
しかし衝撃はいつまで待っても来なかった。
「…………?」
固くアーシャを抱きしめていたユズルも不思議そうに顔を上げる。
そうしたことで、アーシャにも外の景色が見える。
「………りぇみ……!!」
ユズルの肩越しに見えた光景にアーシャは小さくその名前を呼んだ。
真っ黒な影が標的を変えている。
いつの間にかやってきたレミだ。
彼女の近くに武器らしき鉄の塊が落ちているので、きっと彼女が影を攻撃してアーシャたちの窮地を救ってくれたに違いない。
何の力もないはずなのに、何て無謀であり、勇敢なのだろうか。
ボロボロと涙を流しながら、離れていてもわかるほど、彼女は震えて座り込んでいる。
真っ黒な鎖に引き上げられるようにして立ち上がった人影は、レミに向かって歩き出す。
「りぇみっ!」
彼女のもとに駆け寄ろうとアーシャはもがくが、ユズルが離してくれない。
「ゆずぅ!りぇみ!!」
助けに行きたいと、彼女を指差して訴えるが、ユズルは苦しそうに顔を歪めるだけでアーシャを離してはくれない。
「〜〜〜〜」
自分のこの姿がこの時ほど悔しく感じる事はない。
このままではユズルに『子供』であるアーシャを守るために、一生後悔するかもしれない選択をさせてしまう。
(このままじゃ……!)
助けに入ってくれたレミを、ユズルに見殺しにさせてしまう。
それだけは絶対にさせてはならない。
レミのためにも、ユズルのためにもアーシャがやらないといけない。
(何か……何か、あるはずよ、私にできる何か……)
何もできない自分が情けなくて涙が滲むが、目まぐるしくアーシャは考える。
レミを守る結界を張るには、大量の神気が必要になる。
魔物への鉄槌を喰らわせようにも、この体ではろくに動けない。
浄化に必要な神気もすぐには集められない。
そもそも聖女は大地から神気を勧請して、その力を舞で練り上げて、使うだけの存在なのだ。
自身に大した力はない。
神気に満ち溢れた土地なら、声だけでそれらを操作する事が出来るが、こんなにも神気が枯渇した土地では無力すぎる。
(私が大きかったら………!!)
せめて以前の体があれば戦う事はできたはずだ。
自分の無力さに、遂に堪えていた涙が頬を伝う。
「……………?」
その時、完全に涙で歪んでしまった視界に、強烈な光が差した。
本物の光ではない。
ただ太陽と見間違うような、強烈に光り輝く気配だ。
「……………!!」
その気配をアーシャが間違えるはずがない。
いつもアーシャを守るように包んでくれる神気。
一番この場にいて欲しい人の神気だ。
「ゼンッッ!!」
思い切り息を吸い込み、アーシャはその名前を呼んだ。
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