26.兄弟、あらましを知らされる

「まずは最初に我々の管理不行き届きをお詫び申し上げたい」

話し合いは、壮年男性の深々とした謝罪から始まった。

「管理不行き届き……?」

譲は意味がわからないと言う顔で、男を見る。

禅一は男の様子を、じっと見つめている。

信用に値するか否かを見定める、禅一の視線に、男性は少し震える。


武知たけちさん、具体性があるようで全く無い謝罪は意味がないわよ」

相変わらず丸椅子に座っている医師は、深々と溜息を零す。

そして彼女は禅一の方を見る。

「君のソレは、もうちょっとこう……出力を緩めるとかは可能なのかしら?」

「……ソレ、ですか?」

自分の周囲をぐるっと指差され、禅一は戸惑う。

周囲を見ても、彼の目には何も映らない。

「無理。絶対無理。コイツは意識して氣を出し入れしているわけじゃないから」

代わりに譲が答える。

「チビの意識がない、この場に知らない人間がいる。警戒するなって方が無理だろ?弱めて欲しいなら、まず警戒する必要がないって事を説明してくれよ」

譲にそう言われて、禅一は自分の体から、『氣』が滲み出しているであろう事に気がつく。

同時に目の前の医師と男が、『氣』を見る目を持っている事にも気がつく。


「うっ」

相手が『氣』が見えると言う事実に、禅一が警戒心を強めたせいで、『氣』の量が増えたのだろう。

壮年の男が小さく呻く。

そんな男を見て、医師は小さく肩を竦める。

「本来、本人が説明すべきことなんだけど、この人は『知覚』に特化しているから、君の氣が辛いみたいね。さわりは私が説明させてもらうわ。詳細は、この人が慣れたら、喋り出すと思うから」

医師は自分の腕時計を確認しながらそう言う。

時刻はもう一時半。

午後の診療は二時に始まるから、時間がないのだろう。


「まずこの人は警察の警備部所属、武知義人。肩書きは『高次元災害対策課』課長よ」

紹介を受けた武知は深々と頭を下げる。

「高次元災害……?」

聞き慣れない言葉に禅一は眉を顰める。

「貴方たち一門の言葉で表現するなら、『穢れ』を原因とした異常事態ね。これを彼らは『高次元災害』と呼んでいるわ。まぁ、災害に高次元も低次元もないと思うんだけど」

医師は何事もないように、そう説明したが、その一言で、禅一と譲の空気は一気に硬くなった。

譲は堂々と座り続けているが、禅一はアーシャを抱き直し、軽く腰を浮かせる。

いつでも反撃・脱出できる体勢だ。


村関連の言葉を聞けば、否応なく警戒せざるを得ない。

その上、医師も男も『藤護』が特別な一族だと知っているのだ。

「うぅぅっ」

男がまた小さく呻く。

「……警戒されるだろうなぁ、と思ったけど、凄いわね」

医師の方はあっさりとした対応だ。


「わりとこちらの業界では有名な事なのよ、『藤護』の一族は。皆が知っていると言っても過言ではないわ。何せ、『高次元災害対策課』なんて奇妙な部署が全国に作られる原因になった災害を引き起こした『神』を唯一鎮められる一族だからね」

そう言って、医師はじっと禅一たちの反応を見つめる。

「………もしかして『災害』って戦時中に起こったって言う……」

そこまで禅一が口に出すと、パチンと医師は指を鳴らした。

「それよ。今じゃ完全になかった事にされて、秘匿されている『神』による災害。貴方たちその被害の凄まじさは聞いていて?」

禅一と譲は一度目配せしあって、頷く。

「村や山を飲み込んで、かなりの人間が死んだと言うことは聞いています」

禅一が答えると、ウンウンと医師は頷く。

「うん。あの村の周辺はそんな被害だったって話よね。それ以外は?」

兄弟は二人とも首を振る。


「………そっか。聞いてないか。まぁ、あの一族ならそうかな」

フーッと医師は長い溜息を吐く。

「何か……良く知っている感じですね?」

そう禅一が聞くと、医師は口の端だけで微笑む。

「そうね。父の代で、あの村を追放されちゃったけど、元あそこの村民だからね」

特大の爆弾を、医師はあっさりと落とした。

「「は………?」」

兄弟は驚いて咄嗟に反応できなかった。

「『これ以上子供たちに苦難の道を歩ませないためにも、外部の力を借りるべきだ』って主張したら比喩表現抜きの村八分になって、出て行かざるを得なくなったらしいのよね。あの村、超絶排他的だから」

『しょーもないわよねぇ』なんて言いながら医師は首を振る。


「で、その超絶排他的な村は、外の事なんて、どうでも良いから伝えていないと思うんだけど、出てきた『神』の影響は、かなり広域に出たのよ。危険な存在として祀られていた『穢れ』はもちろん、普段は認知できない程度の『穢れ』までもが一気に活性化して、ひっそりと長期間かけて人一人取り殺す程度の力しかない『穢れ』でも、次々と人間を取り殺したり、人間の中に入り込んで暴れまわったりと、悪夢のような大惨事が幾つも起きらしいわ。祀られていた『穢れ』に至っては、社を呑み込み、何人もの神職達が犠牲になったとか」

村の物理的な被害しか聞いていなかった禅一と譲は目を見張る。


「『神』は再封印されたけど、以前とは比べ物にならない、いつ壊れてもおかしくない程度の脆さ。封印に伴って『穢れ』も一応は落ち着いたけど、封印の甘さから、些細な要因で活性化し易くなってしまった。……そこで政府が作ったのが、『神』やそれに近しい『穢れ』による厄災、『高次元災害』に対応するための特別組織ってわけなのよ」

医師は萎縮している男を指差す。

「主な業務は……まぁ、掃除ね。活性化した『穢れ』を見つけて綺麗にしたり、祀る以外に鎮める方法が無くなった『穢れ』の汚れを少しでも落として、他の『穢れ』がくっついたりしないように周りを綺麗にする事よ」

「掃除って……」

武知はガックリと肩を落とす。

「間違ってないでしょ?」

「間違っては………いないけど……」

彼は大いに不満がありそうだ。


「貴方が話さないからでしょう。私はあくまでも民間協力者よ。協力を要請されて、医療行為を行うだけの人間。その外部の人間に説明を任せるからよ」

チラッと医師は自分の腕時計に視線をやる。

「話が逸れたわね。で、このお掃除部隊なんだけど、公務員として雇っている人間だけじゃ、全然手が足りないから、外注もやってるのよ。お金を払って、指揮下に入ってもらったり、下請けしてもらったりと、派遣とか業務委託みたいなものね」

何か深刻な話をしていたような気がするのだが、一気に清掃課のお話のようになってきた。

「で、そのお仕事を出す先なんだけど、古来から色々な方法でお祓いをやってきた個人とか宗派にお任せする場合も勿論あるんだけど、主な依頼先は政府主導で作った外注専用の組織なのよ。祓いの力がある人間を自由に動かせるように囲い込みたいけど、公務員試験を受けてもらって、採用して、研修を受けて……なんて手順を踏んでいたらお金も手間もかかるでしょ?無駄に公務員も増やしまくれないし。だから指揮官だけは公務員、手足は民間組織って形をとっているのよ」

淡々とした説明に禅一と譲は頭を抱える。

神や穢れなどの超常現象と、公務員や民間組織を繋げようとすると、イメージギャップが酷い。


「話についてきているかしら?」

そんな二人の様子に医師は小さく首を傾げる。

「まぁ……村の事情を知っている、『穢れ』に対処する集団が、警察組織の中にいて、その下に仕事を任される組織があると言うことは……何とか」

禅一がそう答えると、うんうんと医師は満足そうに頷く。


「良かったわ。で、この民間組織はね、少し前に祀らなくてはいけないレベルになっていた『穢れ』を浄化する事に成功してしまったらしいの」

まるで成功することが悪い事のように言う医師に、禅一たちは首を傾げる。

「『穢れ』が消えるんなら、お掃除完了って事でいい事なんじゃねぇの?『穢れ』なんて無ければないほど都合が良いんだし」

譲は胡散臭そうに、そう言う。

影も形も知らない民間組織の話など現実味がないし、活動内容を聞いても怪しさしかない。


「乾先生、ここからは私が話しても良いでしょうか?」

武知の立場が分かったせいか、禅一の警戒心が少し下がったようだ。

心なし顔色が良くなった武知が手を挙げる。

医師は腕時計を、またチラッと見る。

「要点を絞って分かり易くね」

時間が迫っているのだろう。


「浄化に成功したのは五日前の事です。突如『穢れ』が活性化して、我々はその対応を行いました。最初はかなり苦戦したのですが、ある部隊が制圧に成功したんです」

五日前に突然活性化した『穢れ』。

禅一と譲は表情を変えなかったが、思い当たる節があった。

丁度『神』の封印が解けかかった日だ。


「その部隊は元々『細々と穢れを祓うのではなく、諸悪の根源を叩いた方が良い』などと主張していた連中だったのですが………その制圧が大きな自信に繋がってしまったんです」

「『諸悪の根源』というのは……」

嫌な予感がして、禅一が尋ねると、

「……すみません。藤護の方々が鎮めていらっしゃる『神』の事です」

申し訳なさそうに武知は答える。

「『俺らならやれる!』ってか?」

譲は呆れたように、鼻を鳴らす。

『神』の実情を知っている譲からすれば、頭の中にお花畑が詰まっているとしか思えない。

「すみません、その部隊は若年層が大半で、血気盛んで……」

武知は苦そうな顔で頭を下げる。


「我々は祀りを要する『穢れ』を『神級』と呼ぶのですが……どうも彼らはその『神級』と『神』の差を理解できないようで」

武知の表情は苦々しさを増す。

「失礼ながら、俺たちも『神級』というのは、わからないんですが……」

禅一がそう言葉を挟むと、フッと武知は苦笑する。

「文字通り、天と地の差です。天津神あまつかみと、この地面を這いずることしかできない生物たちから生まれた『穢れ』は根本的に違うんです。そもそも私たちレベルでは神と対面することすら叶いません。『神級』と言うのも、我々が神として祀るくらいの対処しかできない物、という意味だけで『穢れ』は所詮『穢れ』です。活性化しても『神』のオヤツにしかなりません」

はぁ、と、武知は大きく息を吐く。


「『神級』を倒せた自分達ならば、『神』を叩ける。諸悪の根源さえなくなれば活性化は一気に片が付くと、彼らは主張を始めました。勿論、我々は無理だと諭しました。しかし彼らは『力を増幅させることができる能力を持った子供がいる』と言い始めたのです」

ヒュッと譲は息を吸い込んだ。

禅一は表情こそ動かなかったが、アーシャを抱く手に力が入る。

「……それがまさか、うちの子だった、と?」

禅一は自分が思ったより低い声が出た。


武知は深々と頭を下げる。

「……大変申し訳ございません。詳細を聞いて、その子が当主代行の庇護下にあるとわかった時点で、決して手を出してならないと指示を出したのです。我々の中で『神』に触れること同様、藤護に近づく事も禁忌なのです。決してその行動を阻害せず、関与せず、協力を要請された時のみ従う。これが我々の不文律でした。そう諭して、納得したものと思っていました」

武知は顔を伏せたまま、目頭を両手で押す。

「しかし我々の手に余る『穢れ』が出た場合、藤護の分家に依頼を出すことがあったため………若い奴らは敬う存在というより、実力争いをする存在と捉えていたようで……先程、話を聞いたところ『藤護だけに力を強化できる道具があるのは卑怯だと思った』と……」

武知は言葉を続けることができなかった。


『道具』

その一言に禅一は目の前が真っ赤になる程の怒りを覚えた。

『道具』だと思ったから、袋詰めにして、荷物のように持ち運び、言うことを聞かなかったら殴った。

あんなに泣いていた、小さな子に正気の沙汰ではない。

「藤護兄、落ち着いて。武知さんの寿命がノンストップで縮んでいるわ」

どうどう、とばかりに沈黙を守っていた医師が、禅一の前に両手を差し出す。

見れば頭を下げた武知が土気色になっていっている。


「大丈夫?武知さん、飲むヨーグルト、飲む?」

「なんでこんな時に、そんなドロッとしたものを……」

「腹持ちが良いから常備してるの」

呻く武知を、やれやれと言った顔で医師は見つめる。

「だから言ったじゃない。心身ともに未発達の子供を組織に入れるのは感心しないって。子供は染まりやすいんだから、沢山の社会経験をさせて、自分の力で情報の取捨選択を行えるようになってからにしないと。情報量が少ないと、極端な思想に走っても修正できないし、権力の危険性を理解しないまま特権を与えると歪むのよ」

「今、実感している……深刻な人員不足だからと言って、未成年の特別採用はやるべきじゃなかった」

結局飲むヨーグルトを飲まされながら、武知は項垂れる。


医師と武知の会話を聞きながら、禅一は考える。

今回の誘拐は政府の組織の暴走という事は分かった。

しかしその組織にアーシャの存在を密告した者が気になる。

アーシャが禅一の手元に来てようやく一週間程度だ。

一体誰が『力を増幅させることができる能力を持った子供がいる』などと密告したのか。


宗主はあり得ない。

一度口にした約束を違える人ではない。

そして最上も違う。

彼女がアーシャを外部の人間に攫うようにそそのかすはずがないし、彼女は宗主の命令は絶対としている。

「村の人間じゃねぇだろうな」

考える禅一に、ポツリと譲が呟く。

「しかし……俺がアーシャを引き取って、たった一週間だ。村の奴ら以外誰がいる?」

アーシャが特別な力を持っていること、且つ、そのアーシャの後見に禅一がついた事を知っている人間は少ない。

村の人間でさえ全ては知らない。

知っているのは宗主夫婦、最上、そしてあの日あの場所にいた『封じ役』くらいだ。

しかし村の人間たちは、アーシャを村の中に閉じ込めたいと思っているはずなので、外部の人間に攫わせるはずが無い。

彼らなら、逆に秘匿したがるはずだ。


「密告犯、そして先程の看護師に、誰がどうやって接触したのかなど、事件の背景は、我々が責任持って調査させていただきます」

飲むヨーグルトを、冷えたコーヒーで流し込んだ武知が、渋い顔で宣言する。

禅一たちは頷く。

「それから、今回の誘拐を企てた者たちの洗い出しと懲戒処分が終わるまで、責任持って、我々がお嬢さんの身の安全を確保させていただきます」

その一言に譲は露骨に嫌そうな顔をする。

「……ケーサツに張り付かれるのかよ……」

特に悪い事をしているわけではないが、制服の人間に張り付かれると良い気分はしない。

「あ、私たち感知能力に特化した者が、少し離れた所から見守らせていただきます」

そう言われても譲の渋い顔は治らない。


「……その任務に着く者が信頼できると証明できますか?」

禅一は疑わざるを得ない。

「感知能力が高い者は私を含め三人いるのですが、皆、『神』と藤護の恐ろしさと重要性を熟知しています。決して害したりはしません。それ以外は……もう、国民の安全を守る者を信頼くださいという他、無くて…………あとは身分証のコピーや戸籍、我々の住民票、誓約書なんかを、お預けするくらいしか思いつきません。すみません」

武知は申し訳なさそうに、とりあえずとばかりに、自分の手帳や免許証などを取り出して禅一たちの前に並べる。


「あら、貴方たちが張り付いていたら、警察その他の国家権力も敵じゃ無いでしょう?」

医師は不思議そうに首を傾げる。

「いや、俺らも、もうすぐ冬休み終わるんで。まさか大学に子供は連れて行けねぇし」

「………はぁ、『藤護』の後継者が大学に。それで村から出てるのね」

医師は意外そうな顔をしたが、すぐに大きく頷いた。

「素晴らしい事ね。しっかり学びなさい。知識は将来の選択の指標になるわ」

禅一は内心、全て解決するまでアーシャのそばを離れたく無いのだが、医者はウンウンと何度も頷く。


「じゃあ、うちの娘が就職してる保育園を利用したら?ちょっと変わった子だけど、有能よ。少々過激な面があるけど、園児第一で、親でも危害を加えようとする奴には容赦しないし、事情を話せば、特に気にかけて対応してくれるかも知れないわ」

「「…………」」

先程の医師のオーバーキル対応を見ていた禅一と譲は無言になる。

あれだけ犯人を容赦なく攻めた医師が、『過激』と言う女性は、一体どんなモンスターなのだろう。

「私とは育児に対する方向性の違いで、別々に活動することになって連絡を取っていないから、今どんな状態かわからないけど、必要なら話を通すから、いつでも病院に連絡してきて」

そう言って、また医師は腕時計を見る。


「診療の時間だわ。まだ何か話し合う事があれば場を貸すけど?」

声をかけられた武知は大きく首を振る。

「いや、今回は事件の経過の説明と謝罪にお伺いしただけですので」

そう言って、武知は禅一たちに向き直り、深々と頭を下げる。

「本日はお時間をありがとうございました。鋭意捜査を続け、分かったことがありましたら、また、ご連絡を差し上げます。今回の件は本当に申し訳ありません」

武知がまだ話しているのに、医師はさっさとドアを開けて部屋を出ていく。

「あ、この部屋オートロックだから。あと、よろしく」

既に時刻は二時五分前なので、急ぐ気持ちはわかるが、マイペースが過ぎる。


院内ではスリッパを履いているらしく、パスパスパスとスリッパ音を響かせながら医師は去っていく。

「………凄く、個性的な先生だな……我が道を行くと言うか……」

「……音楽性の違いで解散したバンドみたいな事言ってたぞ……実の娘と」

呆然と見送る兄弟に、

「えっと……乾先生は少し変わっていますが、とても親切な方ですよ………子供には」

武知は謎のフォローをする。

「娘さんも多少……強制わいせつ犯の前歯を叩き折ったり、引ったくり犯をバイクから引き摺り落としたりと、お転婆さんでしたが、最近は落ち着いて、とても良い先生になっているという話ですよ。……下手な警官より強いですし」

果たしてそれは『お転婆』の括りに入れて良いのだろうか。

「……ある意味、最強の保育士……なのか?」

「子供の首、へし折りそうな予感しかしねぇけど」

一難は去ったが、まだまだ落ち着く未来は見えてこない。

禅一と譲は顔を見合わせた。

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