第2話 人間関係
教室で駒崎絲がぼーとしていると、同じクラスメイトで、友達の|若葉望(わかばのぞみ)が「元気ある?」と聞いてきた。
「この俺が元気に見える?」
「あ〜ないね」とニコリと笑った。
駒崎絲の前に同じクラスメートの最上明美が「あの相談があるんですけど」と答えた。駒崎絲は「俺そういう人に頼られるキャラじゃないんだけど」
「でも相談するなら駒崎くんにって若葉さんが言ってたよ」
絲は、若葉の方を向いた、と同時に若葉は、横向いて知らんぷりをした。なんで俺が、はー仕方ない
とあきれた顔で言った。「分かったその依頼受けるよ」
「本当!!ありがとう」
「で相談で何?」
|武藤拓哉(むとうたくや)が話しかけてきた、
「ちょとまって、その依頼僕にも手伝わせてくれないかな?」若葉が問いかけた。「この人、誰?」
絲が答えた、「武藤拓哉、クラスメイトに一人は入る天才だよ、運動に勉強なんでも出来る。なぜか俺にちょくちょく絡んでくるが、悪い奴じゃないよ。」
「自己紹介は、こんなもんでどだ?」
「うん、わかりやすい説明だね。」
「さて、そろそろ本題に入ろうか、で相談てなんだい?」
「お姉ちゃんの様子がおかしくていつもは元気だけど最近元気ないみたいで、家では笑ってるけど、なんか無理して笑ってるような感じで、お姉ちゃんが部屋にいるときは、部屋を暗くしてなんか落ち込んでるみたいだった。
だからどうにかして、お姉ちゃんをいつものお姉ちゃんにして欲しいや、いつものお姉ちゃんにしてください、お願いします。」と頭を下げた。絲が答えた「わかったなんとなしてみる」
武藤拓哉言った、「どうやって最上のお姉さんのやなみを聞こうか?」
「なんとなくだがそのお姉さんが悩んでいる理由なら分かるよ。」
「俺が思っていることが本当なら。」若葉が疑問に思った「どうゆうこと?」
「その最上のお姉さんは、彼氏に振られたんじゃないかな?大体人の悩みってテストでいい点取りたいとか、モテたいとか、単純だけど、人間関係が人の悩みを複雑にし人の心を深く鬱状態にしてしまう、つまり人との関わりが大きいのは男てわけ。」
なるほど、わかったようなわからないような、と誰もが心の中で思った。武藤拓哉が言った「でっ、どうするつもり?」
「別に何もしなくてもいいんじゃない」
「大抵人って何か悩んだり困ったときは何か別のことを、やって自分なりに問題解決する生き物だから、ただ周りの人が笑っていれば、自然と前に進むんじゃないかな。」
最上が言った「ありがとう」
「こんなんで良いのか?」
「うん、今は何がするより駒崎くんが言ったようにただ笑ってどうにかしてみる。」
若葉が駒崎を睨んだ。
「で結局私と拓哉は何もできなかったんだけど」
「なんかごめん」
武藤が言い合っているのを見て、何も出来なかった。
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