第10話 動き出す未来

  電車は動き続ける、ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン


食堂ルームで、ベイは風太と舎弟たちの前で料理を振る舞う



風太が申し訳なさそうに感謝する。「わりぃなごちそうになってしまって」


風太と舎弟たちは、丸いテーブルに座っている。


周りを見渡すと中華風の雰囲気が出ている


「いいってことよ、俺はお前に負けたしそれに、いろいろ勉強になったし」


舎弟Cがしゃべりだす、「料理楽しみっすね~」



そして、しばらくすると、料理が置かれた。


 チャーハンに小籠包、春巻き、エビチリ、スンドゥブ、天津飯などいろいろ置かれていった。


風太と舎弟たちの鼻に透き通るような、いろんなにおいがした。


 うまそう…


 

そのころ



いってぇ

うん?汽車の一番後ろの路線、外側で、電話する夢道ひかり


一瞬それを見かける、エイト


 

 エイトは、一人の電話をかけている女を見ていると、後ろから雷儀に話しかけられる。



「よお、お前その女、気になるのか?」



エイトは、後ろから話しかけられてびっくりする。


「だ、誰?」


「俺は、小島雷儀」



エイトも自分の名前を名乗る。


「俺はエイト、葉隠エイトよろしく」



「そういえば、その顔どうした?」


エイトの顔が赤くなっていた


雷儀は、にやけながら言った


「もしかして、あの女に惚れたのか?」



「違うよ男に、殴られた」


にやけながら言った「まあそうゆうことも、あるよね~」


エイト思った、そんなことねぇよ



バーには、アサヒがいた。


少年がバーに入るとジャズの曲が耳に入る。


「あら、久しぶりね、よかったとなり座らない?」



少年は不自然に顔を傾げた


「私が階段を歩いていた時、私のことつけたてたでしょ」



少年は、あの時と事を思いだし、アサヒの隣に座った。


「では、お言葉に甘えて隣失礼します」



「ボーイさん、彼にノンアルコールのお酒をお願い」


ボーイさんは軽く返事をする。


「はい」


ためらう少年


「ぼ、僕お金持ってないです」




「いいよお姉さんのおごりで、」


「あっ、ありがとうございます」



「そんなことより君名前は?私は、花垣チョコマ」




「僕は、高藤海斗」


ボーイさんがお酒を持ってきた


「お待たせしました、こちらノンアルコールのホワイトサワーです」


高藤がお辞儀をする

「ありがとうございます」



いきなり、花垣チョコマさんから、究極の言質を問い渡された、


「もし、友達の目名前には男が、ナイフを突きつけられている、その男はこのままだと友達は殺される、そんな時君はどうする。ちなみに、その男の人は、明らかに体格がよく君が勝てる相手ではない」





僕は、黙り込み少し考えた。


 このままだと友達が死に、かと言って立ち向かったとしても、僕も彼女も死ぬ。どうってどうすればいいんだ?


チョコマが笑う

お~、考えてる考えてる



5分ぐらい考えた後、


答えを出した


「僕の友達を殺す代わりに、自分の命を懸ける」



「残念、不正解」



「じゃあどうすればいいんですか?」


「この質問に明確な答えなんてないよ」


「え~~~~」


「そんなんで、友達を返してくれるわけないじゃん」



「お姉さんだったら考えて、周りを確認して使えそうなものを利用しどうやって、友達を助けられるか、どうやったら、ナイフを持った男を倒せるか、考えた後立ち向かうしかない」


「でもそれだと・・・」


「えぇ、私も殺され、友達も助けられないかもしれないでもね、何もしないで逃げるよりずっといいそれが私の答え」




そのころ、謎の集団が動き出そうとしていた。

「なに?殺し屋みたいなガキがあふれている?それは探りを入れてみる必要がありそうだな」



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