プロローグ
序
黒の時代が終わり、白の時代が始まった三年、
死霊に魅入られし子が生まれた。
その者、善より悪を愛し、
光より闇を愛した。
秩序より混乱を愛し、
寛容より虐殺を愛した。
信仰より背徳を愛し、
赦免より鞭打ちを愛した。
そして生より死を愛し、
創造より破壊を愛した。
その者、九の歳に契約し、
十の歳に剣の誉れを血で汚した。
そしてその呪わしき契約のもと……
今なお、
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