第19話 スキュラ襲来
海の中から突き出た犬の顔と視線があったとき、イアソンは自分が白昼夢を見ているのだと思った。
何せこのところ船旅は順調だ。穏やかな波に煌めく陽光を見ながら、こうしてアルゴ号の舳先に座っていると、心のしこりが取れて緩やかな喜びとも言える気分に浸ることができる。だから、目が覚めていて、なおかつ同時に夢を見ていても少しも変ではない。その証拠に、船首の木彫りの女神像さえ、イアソンの隣で居眠りをしている。
「やあ、君はどこから来たの?」夢見心地のイアソンは、犬の頭に話しかける。
今ならば、犬が人語で答えたとしても、許すことができる。聖人モードに陥っているイアソンは心静かにそう感じた。寛容と洞察こそ、素敵な人生の鍵だ。
犬の頭は応えも吠えもしなかった。その替わりにもう一つの犬の頭が海中から現れる。
「おや、お仲間かい。それとも兄弟」天使の祝福たる笑みを顔に浮かべてイアソンは言った。「じゃあ餌の一つでもあげようか」
イアソンは背後を振り向いた。
「おーい、誰か。肉か骨を持って来てくれ。食い残しでもかまわん」
イアソンが視線を海の上に戻すと、犬の頭はもっと増えていた。
「おーい。さっきのは沢山にしてくれ」
「ついさっき昼飯の時間だったんですぜ。小腹でも空いたんですかい」甲板長が近づいてきた。
「犬にやるんだ」とイアソンは答え、海面を指さした。「ほら、あそこにいる」
「海に犬がいるわけないでしょ」
何を馬鹿な、と甲板長はイアソンが指さす海面を見た。犬の頭と視線がぶつかり合い、甲板長の動きが止まった。それから一呼吸置いて恐怖の悲鳴を上げた。
「スキュラだ~!」
アルゴ号全体がどよめいた。敵に気付かれたことに気が付いて、犬の頭が伸びた。伸びて伸びて甲板を越えた。
蛇を思わせる触手の先に犬の頭がついている。スキュラの本体は海の中なので見えない。無数の犬触手が吠えた。犬ではなく怪物の声で。
犬触手が甲板の上へと伸びた。舵を操作していた男が悲鳴を上げる。体に幾重にも蛇の胴体が巻きつき、先端についている犬の顎が大きく開くと、舵取り役の男の頭を丸のみにした。
「あいつ、まだ名前も覚えていないのに」
甲板長から渡された斧を揮いながらイアソンがつぶやく。
アルゴ号の船員たちは槍と斧を使って防戦に努めた。やがて双方傷だらけになりながらも、スキュラは攻撃を諦めて海中へと没した。
「おい、お前、舵を取れ」甲板長が手近な男に命じる。
男が一瞬たじろぐ。アルゴ号の中では舵取りという役は危険だ。どういうわけか、アルゴ号の舵取りは長生きしない。怪物に攫われたり、怪物に呼ばれたり、怪物に食われたりする。だが、それでも目の前にある甲板長の拳骨よりはいくぶんマシだ。男は大人しく舵取りの位置についた。
「カリュブディスだ!」またもや叫び声が上がった。
海面に大きな渦が生じ、それがアルゴ号を飲みこまんと近づいてくる。
「カリュブディスの死の渦巻きです。あれに飲み込まれたらいかなこの船とて無事ではすみません」
船首の女神像が冷静に忠言した。
アルゴ号が大渦巻きを逃れようと重々しく向きを変える。
「炎の岩だ!」またもや叫び声が上がり、皆が一斉に指さす。
いつの間にか海中から現れた岩が炎と煙を噴き上げている。それも一つではなく、幾つもが、アルゴ号の周囲を取り囲んでいる。それに触れたらアルゴ号は燃え上がってしまうだろう。なったばかりの舵取りが必死に舵輪を回し、炎の岩の間に空いた隙間にアルゴ号の巨体を押しこむ。
これは一体何が起こっているのかと、揺れる船の上でイアソンはいぶかしんだ。海の怪物と海の脅威と炎の脅威がたまたま偶然の一致で襲って来ただけか。それとも何か関連があるのか?
だが如何に怪しかろうが、取るべき手段は限られている。乗組員の必死の努力のおかげで、船はからくも危機を脱して逃げ出した。背後から燃える岩と大渦巻きが追って来る。ついでに追い払ったはずのスキュラまで、物欲し気な犬の頭を再び持ち上げて出現した。
「島があるぞ!」前方を睨んでいた航海長が叫んだ。
「追い付かれるぞ!」後方を睨んでいた甲板長が叫んだ。
「島に逃げ込め!」イアソンが叫んだ。叫んでから、それが極めて月並みなセリフであることに、ちょっとだけ恥ずかしさを感じた。
アルゴ号が島の入江に逃げ込むと、大渦巻きも炎の岩もそれ以上の追跡を止めた。しかし、それでも沖合を物欲しげな動きでうろついている。
「助かった」と航海長。
「さあ、それはどうかな」とイアソン。前よりは少し賢くなっている。
取りあえず、アルゴ号からはボートが下ろされ、島を探検することになった。
「ここは一体どこなんだ?」
航海長が広げた海図をイアソンが覗きこむ。メーディア姫から貰った海図だから間違いはないと見ている。
「アイアイエー島だよ。間抜け」
すぐ上を飛んでいたカモメが答えると、ひねり出した糞を海図の上に落として消えた。
「今、カモメが喋ったように思えたが、俺の気のせいかな?」
イアソンは自分の耳を疑うかのように叩いた。
「気のせいではありません」船首の女神像が会話に割って入った。
「アイアイエー島。聞いたことがあります。ここは魔女キルケーの島。あのカモメも普通のカモメではないのでしょう」
「魔女だって!」
イアソンはうんざりした。自分が欲しいのは、美女だ。魔女じゃない。だのに何故か最近、自分の周りに居るのは魔女ばかり。この女神像も魔女の一人に数えれば、これはもう完璧な魔女集団だ。
冒険には怪物がつきもので、いざ怪物が出たときには美女よりも魔女の方が役に立つ。その魔女たちに世話になってばかりであることは忘れて、イアソンは心の中で愚痴をこぼした。
探検隊を出すまでもなく、島の奥から一人の美女が現れた。周囲に無数の動物を引き連れている。ほとんどが牛や豚、ヤギなどの家畜だが、獅子や虎などの猛獣も混じっている。
「わたしはこの島の女王であり、この周辺の海を統べる巫女でもあるキルケーです。アルゴ号の皆さんですね?
あなたたちの到来は、海風から聞いていました」
「怪しげな新興宗教へのお誘いはご勘弁を」
船員の一人が思わずつぶやき、キルケーの恐ろしい一睨みを受けて、比喩的な意味で石になった。
キルケーの怒りを示すかのように、その髪の周辺に小さな電光が飛び交った。こちらは純粋に魔法物理的な意味である。
「愚かな船員が失礼をしました。あの者は美しい女性を見るといつでも無礼な口を聞くのです」
イアソンはアルゴ号から降りてキルケーの前に慣れた仕草で跪いた。女性の扱いには慣れている。どのような女性も姫君として扱え、というのがその方針だ。ましてやキルケーは神に仕える巫女。もっと正確に言えば、恐るべき魔女でもある。
「少しは話が判るものも居るのですね。あなたがアルゴ探検隊のリーダーのイアソンですね。よければ私の招待を受けてください。粗末なあばら家ですが、できる限りの歓待をいたしましょう。船の見張りはいりません。ここには怪しげな輩は近づけませんから」
海の向こうで怪物スキュラの吠え声がした。渦巻きが放つ唸りと燃える岩同士がぶつかる衝突音がそれに続く。
あばら家などでは無かった。
島の上を隙間無く覆い尽くすジャングルの中にあったのは、大理石作りの大宮殿である。
この島に大理石が産出するとは思えない。一体どこからこれだけの大理石を手に入れたのかとイアソンは呆れた。メディア姫も魔女だったがキルケーの魔女ぶりは桁違いに凄い。
大宮殿の中は無人で、その替わりに至るところに動物が居た。イアソンたち一行を見て、慌てて手に持っていたお盆を床に落とすヤギの姿を、イアソンは確かに見たと思った。
キルケーが一行を連れて行ったのは大宮殿の西にある巨大な部屋であった。部屋の中には美しい花を咲かせた植物の鉢が並べられ、奇妙な声で鳴く鳥が天井付近の止まり木で歌っている。
「今夜は歓迎の宴会を開く予定です。それまでこの部屋で存分にお寛ぎください」
キルケーが消えると、航海長と甲板長がイアソンの許に寄って来た。
「怪しいですね」
「怪しい」
「確かに怪しい」
三人の意見が一致した。いや、ここまで数々の苦難を乗り越えて来た連中である。アルゴ号の全員の意見を突き合わせても同じ結論に達したであろう。
「命の危機が迫っているような感じがする」イアソンがまとめた。
早速、選ばれたスパイたちが宮殿のあちらこちらを探りに出かけた。
やがて、宮殿の北に向かった一人目が帰って来て報告した。
「異常無しです。でもどこにも人の姿はなく、動物ばかりがうろついています」
宮殿の南へ向かった二人目が帰って来て報告した。
「異常無しです。でもどこにも人の姿はなく、鳥が自由気ままに飛び回っています」
最後に宮殿の東に向かった三人目が帰って来た。手に何かを抱えて、口の中のものを租借している。
「いひょう、なひです」イアソンに睨まれてから、口の中のものを飲み込み、改めて報告した。「食い物が一杯です。人影は無し」
「人がいないのに、どうして料理ができる?」
イアソンの問いに誰も答えられなかった。
「動物が一杯いるし、案外その内のどれかが料理しているのかもしれませんね」
先ほどの男が手にした料理の皿を差し出しながら軽口を叩いた。
「その通りだよ。間抜け」
いきなり頭上から声がしたので、イアソンはびっくりした。危うく手にした食い物を落としそうになったぐらいだ。
部屋に居た全員が上を向く。その視線の先にいたのは、天井の梁に留まった一羽のカモメ。
そのカモメがしわがれ声で喋った。
「おっと。気をつけな。俺の友達を落とすんじゃない。折角、美味しく仕上がったんだ」
「友達って誰だ。いや、それ以前に、お前は誰だ。喋るカモメなんかいるものか。いや、違う。ここはギリシアだ。どんな怪物だっているが、喋るカモメはカモメじゃない。カモメに良く似た何かだ」イアソンが指摘した。
「正解。ちったあ、頭は回るようだな。それ以外はからっきしだが」
安全な場所に居ることを自覚してか、カモメに良く似た何かは好きなセリフを吐き続けた。
「友達ってのは、お前さんがその手に持っている肉のことさ。今朝までは生きていたんだぜ。ヤギに変えられてもう長いからな。そろそろ食われる頃だとは思っていたんだが」
「変えられる?」
無意識に手にした料理を口に運びながら、イアソンは尋ねた。うん、味は悪くない。確かにヤギの肉だ。
「そう。変えられる、だ。キルケーは変身の魔法を使う魔女なんだ」
「これは元はお前と同じカモメか」
イアソンは手にしたヤギ肉に良く似た何かを示す。
「そんなことがあるわけないだろ。間抜け。俺はカモメじゃない。カモメに良く似た怪物でもない。カモメにされた人間だ」
「これもか」
イアソンはもぐもぐと口の中のものを咀嚼しながら言った。
「それもだよ。キルケーの魔法は人間を動物に変えるか、動物を人間に変えるんだ。もっとももっぱら動物に変える方だがな」
「じゃあ、これは」航海長が料理を指さしながら言った。「人間の肉か」
「そうだよ」カモメは心底ゲンナリしたという顔で答える。もっとも、カモメにはそんな表情は作れない。カモメに良く似た何かにしかできない技だ。
ことここに至ってようやくイアソンの脳みそにも現実の認識が到達した。彼は口の中のものを吐き散らした。
「食べ物を粗末にしちゃいけませんぜ」
舵取りが口を挟む。航海長が思わずその頭を小突いた。
「冗談を言っておる場合か」
「まずいことになったぞ」自分を取り戻したイアソンが皆の気持ちを代弁した。「早く逃げなくては」
カモメに良く似た何かが首を横に振った。
「無理だね。あんた。海はスキュラたちが見張っている。船は出せないさ。この島はキルケーが作った罠だ。そう簡単には逃げ出せるものか」
「あの怪物たちも元は人間か?」
「そうさ。ついでに言うなら、あの大渦巻きも燃える岩も、魔法で怪物に変えられた人間だ」
「渦巻きは動物じゃないぞ。それに燃える岩も」
その問いに、ほとほと呆れたという顔で、カモメに良く似た何かは肩をすくめてみせた。
「阿呆め。渦巻きは本体じゃなくて、その下に渦巻きを作っている怪物がいるんだ。燃える岩は本物の岩じゃなくて、火を吐く怪物の甲羅を見ているんだよ」
「ものは相談だが」航海長が口を挟んだ。「その怪物たちに頼んだら、俺たちを逃がしてくれるかな? ほら、みんなキルケーを憎んでいるんだろ」
「みんなキルケーを憎んでいるさ。もちろん」何故か誇らしげにカモメは断言した。
「だが、それとあんたたちの逃亡を手助けするのは別だ。誰もキルケーの命令には逆らえない。逆らえば、人間に戻して貰えなくなる」
「戻せるのか」とイアソン。話の主導権を取り返す。
「戻せるさ。人間を動物に、動物を人間に。だから一層話は厄介なんだ。
人間に戻りたがっている怪物は、人間に戻して貰うためにキルケーに仕える。人間に戻りたがらない怪物は、人間に戻されないためにキルケーに仕える。どっちにしろ、同じことだ。キルケーはこの島とその周辺にいる全ての動物の支配者だ」
「じゃあ、あんたはどうして俺たちにその事を話すんだ。キルケーが怒るぞ」
「ここに来たときは、俺の船には仲間が四十人乗っていた。三年前のことだ」
カモメに良く似た何かは肩を落とした。
「今じゃ生き残りは俺一人。最後の友も、今朝、殺されて肉にされた。そうあんたがさっき口に入れていたやつだ。結局のところ、キルケーは誰も元に戻すつもりは無いのさ。誰も逃がさない。他の奴らもそれを薄々と感じていながら、それでも希望を捨てきれないんだ。もしかしたらってな。
それに先に言っておくぜ。この島の動物は全て元は人間だが、言葉を喋ることのできる動物はそう多くはいない。神の血が入っているとか何とか、そういう理由で魔法に抵抗できる者のみが言葉を喋ることができるし、聞き取ることもできる。それでも動物への変身は防げない。キルケーはそこまで強力な魔女なんだ」
そこでカモメは何かに気付いて顔を上げた。
「まてよ。この中に本物の英雄はいないか? 有名どころの神の血筋をたっぷりと受け継いだような。そんなのがいれば、キルケーを倒せるかも知れない」
「この中で英雄と言えるのはイアソンだけだ」航海長が宣言すると、周囲の全員が頷いた。
「だが、神の血は入っていない」またもや全員が頷いた。
「従って、キルケーの魔法には対抗できない」
航海長が結論を述べると、周囲に沈黙が落ちた。その沈黙に耐えられずに、イアソンは口を開いた。
「キルケーはどうやって魔法をかけるんだ? その変身の魔法だが」
「薬さ。飲み薬を食い物に仕込む。それを飲んだり食ったりすると変身が始まる。何になるのかは、さあ、神さまの気まぐれってな」
またもや、イアソンは胃の中でムカツクなにかを吐き戻した。
「大丈夫。まだ尻尾は生えていませんぜ」舵取りが素早く茶々を入れた。
「次からは気をつけるんだな。キルケーはケチンボだ。最初の晩餐を無事に生き延びた奴はいない。そう何度も無駄飯を食わせてなるものか、ってな」
カモメは羽を広げると、屋根の開いたところに向かった。
「あばよ。英雄がいないんなら、ここにはもう用がない。頑張るんだな。キルケー相手にどれだけやれるかは見ていてやるよ。おっと、それから最後に」
「何だ?」とイアソン。
「誰がこの事を教えたのかキルケーに訊かれたら、カラスの野郎だと答えておいてくれ。俺はあいつに恨みがあるんだ」
それを最後の言葉として、カモメに良く似た何かは飛び去った。後に残されたのは頭を抱えたイアソンたち一行。
そっとイアソンは部屋の扉を開いてみた。
光る目をぎらつかせた猛獣たちが、床にきちんと整列して並んでいた。その目の光が知性を示すものだと悟って、イアソンはぞっとした。慌てて扉を閉める。
「囲まれている」小声でつぶやいた。
「窓も駄目です。外にも見張りが並んでいます」と航海長。
部屋中がパニックになった。武器になるものを探して部屋中をひっかき回すものも居れば、顔に薄笑いを浮かべながら、涙を流しているものも居る。
イアソンは頭を抱えた。後少しで故郷に辿りついて冒険も終わるのに、最後の最後で最大の難関にぶつかるとは。
「ボス。どうしましょう?」航海長が言った。
「旦那。どうしやしょう?」舵取りが言った。
「隊長。どうするんですか?」甲板長が言った。
「みんな。落ち着け。うろたえるな。俺たちは栄光あるアルゴ探検隊なんだぞ!」
何の思いつきもないままイアソンは叫んだ。とにかくこのままでは、キルケー以前にパニックに駆られた自分の部下たちに八つ裂きにされかねない。事態を落ち着かせるためには、皆を落ち着かせるのが先だ。
「俺に考えがある。任せろ。きっと何とかなる。まだ時間はある」
皆が鎮まった。イアソンの次の言葉を待っている。
「さすがはボス」航海長が感心した。「で、何をどうすればいいんです?」
ここで絶句するイアソン。実は何も考えていない。
一体ここで何を言えばいいのか。取りあえず、大きく息を吸い込んだ。
みなの緊張が高まる。
イアソンはさらに大きく息を吸い込んだ。何か思いつかなくては。肺活量が続く間に。まだ息の吸える間に。
全員の注ぐ期待の視線が痛い。とても痛い。もしこれが視線ではなく槍の穂先だったら、とうの昔にイアソンは死んでいただろう。
もう息を吸う限界だ。そしてイアソンの頭の中は真っ白だ。息が詰まって死ぬのが先か、皆の期待の視線に耐えきれずに死ぬのが先か。
緊迫した時間が大きく引き伸ばされたその時、それに呼応するかのように、大部屋のドアが大きく開いた。背後に肉食獣の大群を連れたキルケーが現れる。
「その先をわたくしも知りたいものです」
キルケーは艶然と笑った。その周囲で風も無いのに服の生地が揺らめく。肉食獣たちの瞳が煌めく。
イアソンは大きくため息をついた。矛盾してはいたが、わずかとは言え、安堵が籠もったため息だった。
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