第1話 未来への分岐点

 一般的な青春時代と言われる高校生活。

そんな高校生活1年が過ぎ、6月となり、来週は修学旅行である。

なのでクラス中、いいや学年中が盛り上がっていた。

しかし、私はあまり乗り気じゃなかった。

なぜなら、この修学旅行の目的地は石垣島の約50km先の島は私的の少し嫌な思い出があったのだ。

 

と思いつつも気づけば修学旅行当日になってしまった。

集合場所は学校でそこからバスに3時間乗り、空港を通り、その後目的地である石垣島に着いたあと出席を取り、先生が高々とした声が聞こえた。


「それじゃあ。この後はしおりに書いてある通り班別行動なので、各班時間どうりにこの旅館に戻ってくるように。」


という声がかかった瞬間、みんなが肩の力を緩めたようにはしゃぎ始め、次々と班ごとにばらけていき、私の班もその勢いに乗って歩き始めた。

 班は、1グループ6人で行動し、班長はクラス一の陽キャで、その横には副班長の班長の彼女、その後ろにもカップルとその隣にそのカップルの彼氏の親友で予定があるからとよく授業を休んだりしているくせに、成績は私の次の学年2位で入学時は首席、少し銀色がかった黒髪と髪がロングだったら女子と勘違いされてもおかしくない顔立ちをしているという、まさにアニメのキャラのようなハイスペックな少し頭にくる男。藤井 真斗と、そして私だ。

 こんな班に誘われたのは周りから学年一と言われている銀色の髪とサンタマリアアクアマリン(水色のような色の宝石)のような瞳が特に印象的な美人さからという理由ではなく、たんに私だけが余ってしまったからである。 


 理由は自分でもわかっている。

それは私が日々の生活でアニメのキャラクター級の陰キャっぼりであるからだ。

 例えば、休み中は読書をし、クラスメイトに声をかけられても最小限なのまさにアニメの陰キャであった。

 だがしかし、実際の私は意外とコミ力が高く学年の人気になろうと思えばできるのだ。

では何故、こんなことをしているのかというと、私にはみんないいや、世界中のトップや一部の自衛隊しか知られてはいけないことに関与しているからであり、私の性格上心を完全に開いてしまった人には口が軽いから、高校では誰とも関わらないようにしていた。



 そして、私の班最初の観光するためにフェリー乗り場に着いた。

ここから島の周りと周囲の島々を観れるツアーがあるからだ。

しかし、班員の1人がとあることに気づく。

「あれ?なんかもうフェリー出港してね?」

といい、みんな「まさか」と思って走り始めた、そしたら案の定見事に乗り遅れてしまった。

 そこで私はしっかり自分でも後悔した。

何故なら、判別行動に話し合いは全てみんなに任せていたからである。

すると、班長が、

「次の出港時間は3時半だってさ。」この言葉で班員は悩み出した。

現在2時半ちゅっと過ぎ、フェリーは一回の出港は30分間、ここから旅館まで歩いて10分くらい、集合時間が16時なので到底間に合わない。そこで副班長が先生にお願いしようといい。話し合いの結果、先生にどうしても乗りたいから少し遅くれてもいいかと相談し、結果「OK」という回答を得ることができた。

 


その後、無地フェリーに乗ることができ、カップルである2組は船首にそして私と藤井は4人の邪魔にならないように船尾にいた。

 


それから10分くらいがたち周囲の島々の中盤くらいの時だった。

 

『ドーン』っと爆発音と共に船体が大きく傾き、私の体は宙に浮かんだと思った後、とても硬いものに当たり、その衝撃かその次からの記憶は…

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