13 周章狼狽を笑う犬
「うう……もっと知識を仕入れておくべきですね」
「いや、さっきも言ったけど、オリカは十分ペースはやいからね?」
なんかこちらの心理的に物騒な事を言い出した
このお嬢様は、本当、意外と
「えっと、あと今回、
「え、
この
「
「左に同じ。
三対一なので、
「……わかりました、予習しときます」
どんな豪速球を仕入れるつもりなんだ、怖い怖い。
「……これは、ヒントとかはなしだね」
「えー、ひどいですー」
似たような事を考えたらしいロビンがキーワードを教える事すら
まあ、ロビンの事だからたぶん、
文化の下地、つまりは暗黙の了解であるが
「そういえばロビン、今日の夕飯はどうするんです?」
「ん、塩ジャケ買ってあるから焼いて、後はいつも通り、サラダと適当に
「ひーどーいーでーすー」
さっきの
もともと時間経過に比例するものだし、復活もする。
というわけで、今日の夕飯当番に
鳴き声じみてて、ちょっと意地悪したくなるかわいさだ。
「詰め込み過ぎると破裂するのが道理なんだから、今日はこれでおしまい……まあ、
「本棚一台増えたよって
「……あれです、窓の下とかに設置する背が低いやつですから、その本棚」
「その分、幅が広いタイプでしょ? ネタは割れてるんだよ〜?」
にやにやと完全にからかう調子の
つまり、どっちにしろ増やしたということには違いないし、図星である。
「まあ、娘が変な方向行ったら法的処置取るねって、こないだにこにこしながら言われたので、民俗学や文化人類学関係中心にして、オカルト系やスピリチュアル系は
まあ、娘を弟子にしているとはいえ、実質パトロンには
ある程度の書籍自体はここにもあるので、
この場で、生まれた時から明確にそういう立場として育てられたのは、ちょっと想定外な抜け道を必要にかられて通った上でここにいるとて、
「……わかりました、パパに抗議しときます!」
「え、そっち? ……
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