side B
1 つまりそろばんは弾いた
とはいえ、その七割ばかりは自身にかけられた制約のためであって、理性の対義語とされる感情を
なので、本人としては基本的には冷静な知的派を目指している……はずなのだが、頭の作りが固いのが痛手だなあ、と
◆
「ただいま戻りましたー」
玄関を開けて、そう言いながら
やはり、
スニーカーをスリッパに
「ただいま戻りました」
「おかえりー」
「おかえり」
「……おかえり、なさい」
これも
ただ、ワンテンポ遅れた
「……
単刀直入に問いかけると、
「怒ってはいませんが、説明は欲しいです」
「
にこにこと
ロビンの教えなかった理由も、それを
「……わかりました。ちょっと手を洗ってきますんで、待っててください」
そう答えてとりあえず椅子にトートバッグを置いて、どれだけ補足の嵐が入るかなあ、と思いながら
◆
「そうですね。まず、
手を洗って戻って来るとロビンが
なお、今日は紅茶ではなく、
「本件って固いなあ」
「そこはヒロだし」
そして無責任に
「ええっと、まず、起きてる事象としては、怪異による
「そうです。だから、一時しのぎにしかならなかったとしても有用なナザール・ボンジュウを用意したわけです、ロビンが」
あれは
ちなみに、なんか喜々としてそうなロビンに、何故複数と問うたら、ストック、とだけ帰ってきた。なお、今は全てロビンの部屋に格納されている。
何事も限度というのはあるものだし、
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