5 当日
◆
土曜日の午後一時丁度。
鳴り響いたインターホンのカメラ画像を確認すると、
玄関を開けると、
「こんにちは、
「たぶん、効果はあった……と思います」
この三日間、とりあえず、
もしかしたら、例のお守りを
大体、お風呂やトイレなど、
「それは良かった。上がってもいいですか?」
「ええ、どうぞ」
「それではお邪魔します」
「お邪魔します」
トートバッグを肩に下げ、だぼっとしたタイプの白いTシャツにカーキのサブリナパンツを合わせた
先日のロビンといい、まるっきりタイプが違う美形の人間がこうも集まるのか、と
「ええと、とはいえ、今回のわたしは彼女の
「はい。
見た目とぴったりな声はふわふわと
こんな時でもなければ、少し連れ歩いて着せ替え人形みたいなことをしてみたくなるようなタイプの少女だが、頼りにするというには
「……はい、よろしくお願いします」
「こう見えて、
思った事を
それから、
「念のためとも思いましたが、そもそも部屋を変えてるという事でしたし、やはり原因は部屋ではなさそうですね」
「……たぶん、それは、そう、だと思います。お守りを付けた
「となると、外で感じる、ということもあったんでしょうか?」
こてり、と首を
「はい……ただ、お守りを持つようになって、少し、条件が分かったかもしれません。私が、一人に、なった時、なんです」
「ふむ、なるほど……じゃあ、やはり他者の視線が
その他者の視線が
「
「……は、はい」
「
「……はい、どうすれば、いいでしょうか」
何かしなければならないのか。
特に何かを用意するようには言われていなかったはず。
そう不安になった
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