4 応急処置
「
こうして
あれだろうか。某有名妖怪アニメに出てくる、ほぼ目だけのキャラクターと親和性があるからだろうか。
「ヒロ、説明と調整、終わった?」
財布を手に、ロビンが会計から戻ってきた。
「……説明しか終わってないです」
その返事を聞きながら、ロビンは自分の座っていた席に戻り、目の前でナザール・ボンジュウとにらめっこをする
「どうぞ、持っててください。ボクらもそれだけで終わりにするつもりもないですし、その程度でお金を頂くつもりもないですから……というより、次の
「あ、そう、ですよね、すみません」
命の保証はないと
直径四センチほどの
こうして見ると、なんというか、あの視線とは別に、しっかり見られている感じはする。
「ええと、話を戻して、日程なんですが……
「じゃ、じゃあ、それで、お願いします」
◆
「それでは、三日後、土曜日の午後一時に先程頂いた住所に、わたしともう一人、これも女性ですが、直接お
「もし、何かトラブルや、再調整が必要な場合は、こちらの番号におかけください」
店を出たところで、そう言って、ロビンが事前に準備していたらしい数字を書きつけた名刺大の紙を
少なくとも、
意外とダイナミックだが、ロビンの筆跡なのだろうか、と思いつつもそれを受け取る。
ちなみに、この喫茶店の会計については成功報酬ということで、と
少し
「わかりました。あの、土曜日、よろしくお願いします」
「ええ、こちらこそよろしくお願いします」
深々と頭を下げた
◆
その
「……気付いた?」
「あの手のを、ロビンが気付いて、わたしが気付かないはずがないでしょう」
意図的に作っていたにこやかな表情をやめ、本人としては
「オリカには申し訳ないね」
「でも、いつかは通る道でしょう。仕方がないです」
罪悪感を感じるだけ無駄とすっぱり切り捨てながら、
「ま、刃物持ち出されたとしても
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