Good fellows' Robin 2
「ってことは、あの子、
そう問うと、シンシアは思いっきり顔を
「あんたねえ、あんたが言ったら、
「ああ、ごめん。でも確認したくてさ。僕はこっちの文脈は勉強中なんだから、
言いながら、ふと古代ローマの詩人、プロペルティウスは自身が詩に想いの
思っただけである。
「なんか失礼なこと考えられてる気がするけど、でもまあ、そういうこったね。あの子、気に入られてしまったのよ。あの子の目、見た?」
「いや、あの髪の伸び方じゃ見ようにも見れないよ」
シンシアが肩を
「あの子ね、本当は緑の目だったんだよ。でも、二年前、一回、
「……それが
「他に考えられるかい? 日本にだってカミカクシってのがあるんだろ?」
それを言われると弱い。
何せ、僕自身が
「それからだよ。あの子がやたらと
「僕にもそうは見えなかったよ。まあ、僕の認識能力も、たかが知れてるんだけど」
「けっ、やだやだ、あんたらは最初からそういう意識
とはいえ、そんな僕の下宿先なんかをかって出てくれたシンシアだ。
言動が多少
そんな彼女がここまで言うのであれば。
「……ねえ、その子、たまにここに来たりする?」
「というか、見かねて
そろそろ
だから、僕も同じように笑って返した。
「じゃあ、僕にもその片棒、
そうして、ここに平均せずともいい年こいた大人二人の
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