第13話 白い太陽
大地をも焦がす勢いで
今日もまた太陽が昇る
スイッチを入れたスピーカーから
聴こえてくる音は気怠く
開け放った窓のカーテンが揺れている
一人静かに珈琲を淹れ
過ぎゆくままに時を弄んでいると
朝遅く起きたせいか
既に正午前になっている
少し外にでも出てみようかと
袖のない服を着て出てみれば
見上げた青い空
瞳の片隅に
太陽が白く燃えていた
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