第102話 ラノベの感想―― 攻略・ゴーレム物語 代々木の杜のレシピ


 第二章より



 ああ、そうか! そういうことか……。

 宅急便の代わりってことか。


 御名答!

 さすが何でも解けるんですね。君は!!


(新章のツカミとフリ……みたいなものだ。作者曰く、宅急便は“魔女”への当てつけだとか)



 そんなお姉ちゃんに、なぞなぞ~


(新キャラの登場―― ヒロインの女友達で天才数学少女です)


 あたし、わけあって旅に出るよ。

 だから23334353は素数でーす。

 あたしはウソしかつかなーい!!


 素数じゃないよ。因数分解すると7 × 17× 196087だから。


 だから、これなぞなぞ~だよ。お姉ちゃん!


(この素数は、物語の重要なキーワードになります)


 お弁当箱


(主人公があっさりと解答……)


 にんじんさん さくらんぼさん

 しいたけさん ごぼうさん


(童謡の歌詞を謎々にしています)


 今のお前の気持ちを、ナザリベスはなぞなぞにしたんだって。

 山奥に住む作家か……。

 誰にだって『割り切りたい』エピソードがあるんだって。


(これ、素数ネタのシャレですよ)




       *




 ……恥ずかしながら、僕の唯一のベストセラーが『代々木の杜のレシピ』なんだ

『代々木の杜のレシピ』

 手料理を通して紡ぐ3人の女の子の友情物語。


(作者曰く、俺のネタをパクったな! 割り切りたい過去でしょうか?)



 ところでお兄ちゃん。お兄ちゃんには、もう謎が解けているんでしょ!

 ……ああ、勿論だ。

 問題は、両側の2人は誰なのかだ?

 だよねー。お兄ちゃん!


(ストーリーを進めないと理解できない謎々です)


 お兄ちゃんが、滑り台で足をすべらせて入院して、地獄であたしと再会して、そして生き返ることができた。

 あたしとお兄ちゃんが瑞槍邸みずやりていで出逢った本当の理由は、お兄ちゃんの命を救うためだと――形而上的にはそうなるよね?

 そうは思はない??


 ……それって、RPGの必須アイテムみたいなものか?? いやそうだろ!


(この世はRPGですね……)


 もんだーい! 777は素数で~す!

 あたしはウソしかつかなーい!!


 素数じゃない。3×7×37で因数分解できるぞ。


 そのとーり!

 見た目は、みーんな素数なのにね。

 それが三人あつまっちゃったら、あ~ら不思議割り切れちゃった。

 三人あつまったらの話だけどね……


 何が言いたいのかな ナザリベス??


 7は素数だけど、77は素数じゃない。

 これってなんか皮肉だと思はない、おにいちゃん??


 一人だと割り切れないけれど、二人……三人そろうと割り切れるか。


(幸〇グラフィティだぞ!!)


 あら、ウソは無銭飲食の始まりですよね?

 お……俺、殺される!?


(ああ……、作者の無念よ)




       *




 何かが足りない宇治金時。な~んだ!


 えっ? ナザリベスちゃん。それが謎々なの?


 うん! そうだよ。

 


『さくらんぼ』



 宇治金時ってさ『小豆』に『宇治茶』に『さくらんぼ』がセオリーじゃん!

 3種そろって、はい宇治金時。……だろ?


(物語の最後の謎々、作者に問うても教えてくれない謎のキーワード。リヴァイアの思い出に登場する『サクランボ』を読めば少しはわかる? ……って、わかるか!)





 続く


 この物語はフィクションです。

 元ネタは、『じゃじゃーん!! ナザリベスだよ。あたしはウソしかつかなーい!!!』です。

 全話完結しています。


 作者のこのラノベも読んでください。

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