第27話 特別授業1日目(終)

それから、夜9時になると桃が終了の合図を出し、各チームのリーダーが持つ腕時計型のマッピングデバイスに集合場所を送信した。


桃 みんなー!こっちだよー!

点呼で全員いるか確認してね〜


Aチーム問題なしです


Bチームも同じく  


桃 はい♪ありがとう♪じゃーね、今日は、この山で食事をしてー、寝ます!

各チームにテントと寝袋、それから、食事に使う道具等がここに用意してあるので、みんなで協力して運ぶように


あー、それから、食事ですが各自、山の中で好きに狩りをして取ってください。

この時は、キノコボアは禁止です。


マジックテントの使い方が分からない人は質問をどうぞー

そして、夜は危険が多いので一応、各チームに大人が1人、付きます。


子供達 誰?誰が付くんですかー?


そこにオークのアルマとネムが転移をしてきた。


桃 山の事ならプロにお任せー!ジャ~ン♪

アルマっちとネムさんでーす!


アルマ や!オイラでゴメンね


ネム 美味しい山料理の作り方を今日は教えちゃうわよー♪


子供達 おー!


桃 Aチームにはアルマっちね♪Bチームにはネムさん、お願い♪


《途中経過》 1日目

Aチーム キノコボア 3体捕獲


Bチーム キノコボア 4体捕獲


そして、各チームは先ず食材探しを開始した。


アルマ どれが食べれて食べれないか?分がるがなー?


ララ これなんか、どうですか?


ララが恥ずかしそうに赤いキノコをアルマに見せた。


アルマ あー、これはダメだ!

【カースキノコ】つってよ、食べたら、呪われるだな。


ララ の、呪われる?の?


アルマ んだ。綺麗な見た目に騙されて食っちまった昔の仲間はよ、それ食って3日後に死んだ。目からキノコか生えてきちまうんだよ。


ララはすぐにキノコを捨てた


その後、Aチームはアルマの指導で山菜と魚を取り、テントをはる場所を探し歩いた。


その頃、Bチームもネムの指導で、食材をゲットし、テントをはり、料理の用意が始まった。


リンダ ねー、ネムさん、何作るの?


ネム んー、そうねー鍋料理かバーベキュー、どっちが良い?


時貞 僕、バーベキュー!


ミント アタシ、お腹♪ごめん。


リンダ じゃー、アタシもお鍋ー♪時貞の負けー♪


時貞 何で僕だけなんだ!


ネム じゃー、両方とも作っちゃいましょ♪


ネムが嬉しそうに両手を叩いた。


全員 賛成〜♪


そして、眠り鹿の肉とフルーツキノコが串に刺さるバーベキューとカラフルフィッシュの鍋料理が作られた。


そうして、その日は眠りについた。


夜12時、テントの結界周りでは野犬のビーストウルフが数体、うろついたが、サポートをしていたレディが斬糸で野犬達を全て切り刻み、粘糸で残骸を持ち帰ると研究用の魔獣キメラに全て食わせた。


レディ あら、スノウは食べないの?


スノウ 食うか!そんなもの笑 

私はシルバーダックの丸焼きしか食べないよ♪


レディ ンフッ、贅沢ね♪


タヤ スライムチョコもオススメだよ♪見た目も可愛いんだから♪


スノウ 共食いかい!?


タヤ ぬわっ!































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