1月27日
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。sveidラジオ!」
「みんなー、オッハー。パーソナリティーの悠衣でーす」
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。詩です」
「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間がやってきました」
「金曜日よ。今日を乗り切りましょう」
「初投稿だ。ラジオネーム、砕け散るわさびから。ラジオをやってるということはおそらくラジオ好きなんでしょうが、お二人はどんなラジオを聞いてましたか? ちなみに僕はこの番組が初ラジオです」
「嘘よ」
「なにが」
「こんなちゃんと体裁整ってて、答えやすいメールを送るやつがラジオ童貞なわけないわ。むしろ職人よ」
「おい、嘘つきかよ。ってか姐さん、ネットのウソに敏感すぎな」
「ネットに転がってる情報なんてほとんどが嘘よ。そこから正しい情報を見つけ出すのが真の情報強者よ」
「なんかかっこいいこと言ってそうで、ダサそう」
「いいのよダサくても。それより、質問よね。あんたはラジオっ子じゃないわよね」
「そうだな。私は基本的にラジオを聞いたことがない。このラジオは、ノリとテンションと姐さんに任せてある」
「ま、そうよね。あんたからそんな話、聞いたことないもの。私はラジオっこっちゃラジオっこだったわ。でも、そこまでどっぷりだったわけじゃないわね。たまに受験勉強の合間に聞いてたくらいね」
「1番聞いてたのは花純だよな」
「まあ、あの子の場合は深夜ラジオじゃなくてネットラジオだけどね」
「なにそれ。なんか違うのか」
「私も具体的に説明しきれないんだけど、イメージ的によ? 深夜ラジオはパーソナリティのトーク力でやってる的な。ネットラジオはパーソナリティのリアクションを楽しむ的な」
「違うか?」
「最近はアイドル化した声優さんたちがラジオに起用されることが多いから、声優オタクの巣窟になってて。でもトークでどうこうは求められてなくて、なにかしらゲームをやったりするそのわーきゃーしてるのを聞くみたいな」
「別にどっちもそう変わらんだろ」
「ま、そうね。花純は相当どっぷりだったみたいだから、私たちのラジオはあの子が構成作家みたいなポジションにいるわ。なお構成作家の夜は長いので、今は寝てるわ」
「スタッフが寝てるのに進行する番組ってのも面白いな。ま、メールに行くか。今日のヒレカツだ。逆転裁判4の2つ目くらいのステージで詰んだことを思い出しました」
「うわー、それはひどいわね。ま、私逆裁やったことないからわかんないんだけど」
「そんな難しいゲームをやったことない気がするなー」
「私はね、小学生くらいの時かなー。メダロットのゲームを買ってもらってね」
「めだろっと?」
「イメージ的にはロックマンに近いような」
「ろっくまん?」
「じゃあもう無理。続けるわ。メダロットのゲームのね、あんまり詳細覚えてないんだけど、博士の家から出て町に行くみたいな。そんな冒頭だったと思うんだけど。博士の家から出るところで詰まった気がするわ」
「なんだそれ」
「たぶんゲームを始めて1時間たってないんじゃないかしら。何もできなくなっちゃって。やめたわ」
「そのほうがよっぽどひどいんじゃね?」
「そんなこと言ったって知らないわよ。そもそもメダロットもそんな好きだった記憶ないし」
「じゃあなんでやってたんだよ」
「それも知らないわよ。私の親に聞いてよ。たぶん誰も覚えてないけど」
「じゃ、締めるぞ」
「はいはーい。まずは『magicaride』のカバーを投稿してあります。聞いてね」
「死んでも聞け」
「あと、明後日。日曜日に次のカバー出しますこっちも絶対聞いてね」
「あとは、メールフォームあるので、メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「じゃあ、今日の1句。
「じゃあなー」
「行ってきます」
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