1月24日


ポン、ポン、ポン、ポーン

カシュッ

ゴクゴクゴクッ


「あ゛ー。sveidラジオ!」


「みんなー、オッハー。パーソナリティーの悠衣でーす」

「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。詩です」

「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間がやってきました」

「今日の夜から明日の朝にかけて大寒波らしいわ。みんな気を付けてね」

「私も今日は外でなきゃならんからなー」

「あら、いい女でも見つかったの?」

「ま、そんなところだ。居酒屋でバイトしてる大学生なんだけどな。女同士のセックスってどういうのか教えてほしいって」

「また物好きな」

「そういわれちゃ断るわけにいかんからな。張り切ってセフレにしてくる」

「やりすぎちゃダメよ」

「わかってるって」

「ほんとかしら。粘着されちゃっても知らないからね」

「私、そういうのはあんまり出会わないんだよな。さっぱりしすぎてるんだろうな」

「ん-。どうだか」

「それこそ、姐さんと花純くらいだぞ」

「ほら、例外がいるんだから」

「くっつかれたならそれはそれでさ。バンドメンバーになってもらえば」

「いや、そうじゃなくて」

「大丈夫だって。姐さんとエッチする時間は変わらねえから」

「そういうことを言ってるんじゃなくて!」

「もー、嫉妬深いんだから。ほら、みんな見てみろ。これが姐さんだぞ」

「だー。いいから。メール読むわよ」

「はいはい。ヒレカツな。BGMやサントラは聞きますか? 僕はブルーアーカイブのBGMが好きです。あと肉じゃがが好きです」

「サントラなら、花純の領域でしょうけど。私あんまり聞かないから。ポケモンのBGMは懐かしくてたまにメドレー聞いちゃうわ」

「私は『Arcaeaアーケア』って音ゲーの曲はちょいちょい聞くくらいかな。えっとなー。なんて読むんだ。この2つだな」

「『Cyberneciaサイバーネシア Catharsisカタルシス』と、『Viciousビシャス Heroismヘロイズム』かしらね。ちょっと正確な意味は分かんないけど。あー、ブルアカだとあれね。『Unwelcome School』が好きだったわ。前にYoutube musicのおすすめに入ってたのよ」

「なんだ姐さんも聞いてるんじゃん」

「意外と探せばあるもんね。ま、バンドやってるし、多少はね」

「それはそうと姐さん。すすんでる?」

「進捗ダメです」

「あと5日だぞ?」

「あ、明日。そう。明日よ。雪がひどいらしいから、あわよくば有休にしようとしてるから。そこで練習するわ」

「そっかー。明日は練習かー。じゃあ姉さんは明日はセックスはお預けかー。残念だなー」

「息抜き程度になら、いいんじゃないかしら?」

「一通り叩けるようになったらな?」

「ん-」

「なんだよ、アヒルちゃんみたいだな。キスしてほしいのか」

「午前中で仕上げたら、午後は一杯エッチできる?」

「まあ、疲れるのは姐さんだから、私は別に構わんよ」

「じゃあ明日絶対有休とってくるし、いっぱい練習するから!」

「はいはい。頑張ってな。すごいフラグだけどな」

「現実世界はそう簡単にフラグ通りにならないわよ。有休という権利を阻害できる会社なんてないんだから」

「はいはい」

「こうしちゃいられないわね。早く病院いって課長に相談してくるわ。締めるわよ」

「大忙しだな」

「別にもういいじゃない。えっと、先週の日曜日にfripSideさんの『magicaride』をカバーしたわ。聞いてよね」

「絶対聞け。1人100回聞け!」

「メールフォームあります。概要欄のリンクからどうぞ」

「NGなしだ! 何でも来い! 私と遊んでくれる女の子も募集中だ」

「最後に今日の1句よ。八木やぎ林之助りんのすけの1句。雪原に雪原の道ただ岐るわかる。岐阜県の岐って漢字でわかれるって意味よ。雪原に雪原の道ただ岐る」

「また明日ー」

「行ってきまーす」


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