1月24日
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。sveidラジオ!」
「みんなー、オッハー。パーソナリティーの悠衣でーす」
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。詩です」
「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間がやってきました」
「今日の夜から明日の朝にかけて大寒波らしいわ。みんな気を付けてね」
「私も今日は外でなきゃならんからなー」
「あら、いい女でも見つかったの?」
「ま、そんなところだ。居酒屋でバイトしてる大学生なんだけどな。女同士のセックスってどういうのか教えてほしいって」
「また物好きな」
「そういわれちゃ断るわけにいかんからな。張り切ってセフレにしてくる」
「やりすぎちゃダメよ」
「わかってるって」
「ほんとかしら。粘着されちゃっても知らないからね」
「私、そういうのはあんまり出会わないんだよな。さっぱりしすぎてるんだろうな」
「ん-。どうだか」
「それこそ、姐さんと花純くらいだぞ」
「ほら、例外がいるんだから」
「くっつかれたならそれはそれでさ。バンドメンバーになってもらえば」
「いや、そうじゃなくて」
「大丈夫だって。姐さんとエッチする時間は変わらねえから」
「そういうことを言ってるんじゃなくて!」
「もー、嫉妬深いんだから。ほら、みんな見てみろ。これが姐さんだぞ」
「だー。いいから。メール読むわよ」
「はいはい。ヒレカツな。BGMやサントラは聞きますか? 僕はブルーアーカイブのBGMが好きです。あと肉じゃがが好きです」
「サントラなら、花純の領域でしょうけど。私あんまり聞かないから。ポケモンのBGMは懐かしくてたまにメドレー聞いちゃうわ」
「私は『
「『
「なんだ姐さんも聞いてるんじゃん」
「意外と探せばあるもんね。ま、バンドやってるし、多少はね」
「それはそうと姐さん。すすんでる?」
「進捗ダメです」
「あと5日だぞ?」
「あ、明日。そう。明日よ。雪がひどいらしいから、あわよくば有休にしようとしてるから。そこで練習するわ」
「そっかー。明日は練習かー。じゃあ姉さんは明日はセックスはお預けかー。残念だなー」
「息抜き程度になら、いいんじゃないかしら?」
「一通り叩けるようになったらな?」
「ん-」
「なんだよ、アヒルちゃんみたいだな。キスしてほしいのか」
「午前中で仕上げたら、午後は一杯エッチできる?」
「まあ、疲れるのは姐さんだから、私は別に構わんよ」
「じゃあ明日絶対有休とってくるし、いっぱい練習するから!」
「はいはい。頑張ってな。すごいフラグだけどな」
「現実世界はそう簡単にフラグ通りにならないわよ。有休という権利を阻害できる会社なんてないんだから」
「はいはい」
「こうしちゃいられないわね。早く病院いって課長に相談してくるわ。締めるわよ」
「大忙しだな」
「別にもういいじゃない。えっと、先週の日曜日にfripSideさんの『magicaride』をカバーしたわ。聞いてよね」
「絶対聞け。1人100回聞け!」
「メールフォームあります。概要欄のリンクからどうぞ」
「NGなしだ! 何でも来い! 私と遊んでくれる女の子も募集中だ」
「最後に今日の1句よ。
「また明日ー」
「行ってきまーす」
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