このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（171文字）

世界観がしっかりしていてわかりやすいです。キャラクターの情緒もキャラクター通りなので綿密な設定が伺えます。
肝心の内容はまだ中盤ですが、ハイファンタジーで楽しくキャッキャウフフしまくらないのも、個人的には評価させて頂きたいです ! 非常に読みやすい文章で、漂うダークな雰囲気もかなりいい !

1章 事件を読み終えてのレビューとなります。

【面白かった点】
怪奇（オカルト）ミステリは数あれど、それをハイファンタジーの舞台で真っ向勝負したのが面白かったです。

【良かった点】
思っていた以上にミステリの描写をしっかりとしていて、さらに一話内が適度にまとまっているので、ミステリジャンルにありがちな冗長な説明がなく、すらすらと読んでいけます。

【期待している点】
どうやってあんな化け物蜘蛛倒すんだと思いきや、章末にステータス表示もあって、これからファンタジーらしく、キャラクターが成長していくのでしょう。楽しみです。

王都にある騎士養成学校へ向かう道中、謎の声に強い力を与えられた主人公。

可愛らしいファンタジーの世界と思いきや、連続殺人事件というミステリーを中心に物語が展開していきます。

力を与えた声、不気味な蜘蛛の魔物、王女の行方不明など、いくつもの謎が散りばめられていて興味を惹かれます。

また読みやすい文章で書かれているので、楽に物語の世界に入り込めます。

しっかりと作られたファンタジーをお探しの方はぜひ一度、お読みください。

物語の序盤までを読ませていただきました。

始めは王道な剣と魔法のファンタジーかと思わせつつ、蓋を開けてみると綿密に練り込まれた世界観と登場人物の繰り広げる、独自の雰囲気を醸すミステリアスな物語でした。

記憶を無くした王女の謎、現れる蜘蛛の怪物、絡み合った伏線が回収される時が楽しみになります。

主人公が王国の騎士になるため村を出るところから物語ははじまります。
王国に到着する前に「何か」と契約したようですが、その正体はかなり先で明かされるようです。

剣・魔法の世界なのですが「ミステリー」の要素が強いようです。
主人公達が追いかける殺人事件と、世界を揺るがす事件が繋がっている感じです。

物語としては謎が徐々に明かされていき、その過程で戦闘と苛烈を極めていきます。

起承転結がしっかりある物語で飽きさせない内容になっています。
一読してみて下さい。

戦闘シーンが秀逸でその光景が浮かびます。
ストーリーは謎が謎を呼ぶ作りになっていて、色んな角度から紡がれた話が交錯していくタイプです。文字数は毎日読むのに適した分量です。
何年も本を一冊読み切らなかった私でも楽しく読めています。
これからも続けてください！